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捷解新語[しょうかいしんご] 捷解新語(しょうかいしんご)は、17世紀に李氏朝鮮で編纂された日本語学習用テキスト。 == 概要 == 康遇聖(こうぐうせい、강우성、1581-没年未詳)によって著された日本語学習書であり〔『通文館志』に記載があるという。〕、対話体の日本語(平仮名漢字交じり表記)とその音注、対訳から成る。解説文はない。本書の成立により、朝鮮ではそれ以前に用いられていた数種の学習書がみな廃止された。以後本書とその改修版が甲午改革(1894年)まで用いられることとなる。 書名は「新しい言語を速やかに修得する」というほどの意である。「新語」とは具体的には日本語を指すが、なぜ「新語」と題したか理由は不明である〔森田(1957)。〕。 内容は朝鮮の使節と日本の役人との対話が中心であり、巻末に日本の国名、書簡文を附載する。書簡文は対話の内容に関連したものである。 本書は日本語の記述において量・質とも、ほぼ同時期のキリシタン資料に大きく劣るが、日本語史の資料としてしばしば活用される。また朝鮮語史においても重要な資料の一つである。
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