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掌侍[ないしのじょう] 掌侍(ないしのじょう)とは、律令制における女官の1つ。本来は内侍司の判官であったが、後に尚侍・典侍とともに後宮全体の実務を取り仕切る立場となった。掌侍の第一臈(上首)を特に勾当内侍(こうとうのないし)と称した。 == 概要 == 掌侍は尚侍・典侍に従って天皇に近侍し、命婦・女孺らを指揮して内裏内部の儀礼や事務処理を行った。平安時代中期以後、内裏後宮が内侍司を中心に再編され、更に尚侍が后妃、典侍が乳母に対する待遇としての意味合いも持つようになると、掌侍の重要性は高まり、内裏の女官を統率するようになる。また、天皇の行幸に従ったり、諸社の祭礼の使者に立てられることもあった。江戸時代には御所の清掃・天皇の配膳・皇后の御櫛上及び御湯殿の御用などを務め、羽林家・名家より選ばれることが多かった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「掌侍」の詳細全文を読む
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