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排便(はいべん)とは、大便を排泄すること。 本項では特に断らないかぎり、ヒトの排便について説明する。 == しくみ == 肛門にある括約筋が弛緩し、体内の便が体外に排出されるものである。 さらに具体的に説明すれば、新たに胃の中に食べ物が入ると、脳からの信号により大腸に蠕動運動が起こり、便を大腸末端部に位置するS字結腸に送り込む。そこに便が送り込まれると、便が大腸を刺激し、脳からの命令によって排便反射が起こり、便意を催す。便意を催すと大腸は肛門にある内肛門括約筋を弛緩させると共に、同時に下腹部の腹圧を上げ、息みやすいようにする。一方、外肛門括約筋は便の漏れを防ぐために弛緩せずに収縮する。 息むことによって、直腸下部が膨張し、より垂直に近い形になり、排便を促しやすくする。そして直腸の収縮が起こり、同時に外肛門括約筋も弛緩する。その作用によって直腸下部に滞留していた便が肛門を経て体外に押し出される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「排便」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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