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排気タービン : ウィキペディア日本語版
ターボチャージャー[たーぼちゃーじゃー]

ターボチャージャー()は、排気の流れを利用してコンプレッサ(圧縮機)を駆動して内燃機関が吸入する空気の密度を高くする過給機である。
== 概要 ==

ターボチャージャーは主に、排気ガスの流れを受けて回転するタービン()と、タービンの回転を伝達するシャフト()、タービンのトルクを利用して空気を取り込んで圧縮するコンプレッサー()、そして、タービンやコンプレッサーの周辺の流れを制御するハウジング()で構成される。コンプレッサーには遠心式圧縮機が利用され、タービンとコンプレッサーは1本のシャフトの両端に固定されていて、タービンとコンプレッサーは同じ回転速度で回転する。
エンジンが吸入する空気の密度を高めて、より多くの酸素を燃焼室に送り、より高い燃焼エネルギーを得るのが過給機であるが、コンプレッサーの動力をエンジンの出力軸から得る機械式過給機に比べ、通常は廃棄される排気ガス運動エネルギーを回収して駆動されるため効率が高い。
タービンの回転速度は自動車用など小型のものの場合、、高温の排気ガスを直接受ける。軸受エンジンオイルで潤滑される場合が多く、エンジンには高温環境に耐える性能が求められる。また、エンジンを停止するとオイルポンプによる循環が止まるため、高負荷運転によって高温になった状態でエンジンを停止すると軸受の焼きつきや、滞留したオイルがスラッジを発生する原因となる。これを防ぐために自動車の取扱説明書などではエンジンを停止する前に、アイドリングを続けて熱を冷ますことが推奨されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ターボチャージャー」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Turbocharger 」があります。



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