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連携排砂[れんけいはいすな]
連携排砂とは、排砂ゲートを設けたダムからの排砂が、同一河川の上流下流で隣り合うダムで連携して行われること。黒部川の出し平ダム・宇奈月ダムでは、世界的にも珍しいこの方式でダムに堆積した土砂を排砂している。同様の排砂は中国の黄河に建設されたダムでも行われている。また連携ではない単独での排砂放流は日本をはじめ世界各地のダムで行われている。 ダムは、貯水池の容量を必要とする治水や各種用水の補給にはダム湖への土砂堆積による貯水池容量の減少を防ぐ必要があり、黒部川では特に険しい地形から土砂流出量が極めて多く、その対策として排砂が考えられた。また同時に砂浜の材料である土砂を海に供給することにより、海岸線の後退を防ぐ目的もある。 しかし、土砂は長期間の堆積により、有機物が腐敗しヘドロに変質しており、また排砂される微粒子による影響で、黒部川や下流の入善沖にて、漁業被害が起こっているとの主張もある。 イタイイタイ病以来富山県では最大の公害として、現在、裁判が起こされている。 ==黒部川連携排砂の推進派意見==
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「連携排砂」の詳細全文を読む
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