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排行(はいこう)は、中華圏における人名の呼び方の一種で、兄弟の長幼の順序に従ってつけられた番号を名前がわりに用いることをいう。字と同様に、諱を直接呼ぶことを避けた通称である。 同様の日本の慣習については輩行名を参照。 == 概要 == 排行は、兄弟の長幼の順を名前のかわりに使うものである。男と女は別々に数え、長男・長女は「大」、次男・次女は「二」、以下「三・四……」のように数えていく。 単に姓+数字だけで呼ぶ場合も多いが、男なら「郎」、女なら「娘」のような接尾辞をつけることもある。 かつての大家族制のもとでは、同姓のいとこ(父の兄弟の子)を含めて数えていた。たとえば白居易は白二十二郎と呼ばれているが〔「与元微之書」〕、白居易は四人兄弟の次男にすぎない〔「祭浮梁大兄文」に「同気(=兄弟)四人」といい、また「祭弟文」に「仲兄居易」と記す〕。老舎の短編小説「黒白李」でも、二人兄弟の兄が弟を「老四」と呼んでおり、伯父の子供がいるために排行が四番目になると説明されている。 なお、同じ宗族の同世代の名前に同じ漢字を使うことも「排行」と呼ばれることがあるが〔顧炎武『日知録』巻23・排行〕、現在では「輩行字」「字輩」などと呼ぶほうが普通である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「排行」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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