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掛時計、掛け時計(かけどけい、)、とは壁や柱などに掛けておく時計のことである〔大辞泉「掛(け)時計」〕。「壁掛け時計」とも。 かつては振り子式が主流で重く、壁面と言っても特に釘などがしっかり打ち込める柱の場所に掛けていたので「柱時計(はしらどけい)」とも言った。 == 概説 == 掛時計は壁面や柱に掛けておく時計である。壁面や柱などに、釘・フックなどを打ちこみ、そこに掛けておく。多くは時計の裏面に小さな(涙型の)穴があいており、そこに釘やフックがひっかかるようになっている。 日本ではかつて、もっぱら振り子式の掛時計が普及していた時代があった。その後、電池式(巻きバネ振り子)のものが主流になり、次いでクオーツ式のものが増えた。 企業の事務所(オフィス)、工場などでは、実用性・視認性が重視され、大きな円形で、白い文字盤で、シンプルな表示のものが用いられていることが多い。 家庭(住宅)においては、インテリアの一部として用いられ、さまざまなデザインのものが用いられている。くつろぐために、木材の素材感を前面に出したもの(「ウッディ」なもの)が用いられたり、洗練された室内装飾の部屋では洗練されたなデザインのものが用いられたりする。子供部屋には、子供が好む 楽しげなデザインのものが用いられることも多い。 (一般的なホームセンターや東急ハンズ 等々で)掛け時計を自作するための部品としてムーブメント(および針)がセットでかなり安価に販売されていることも多いので、自分の好みの素材で文字盤の部分を自作し、自宅のインテリアにぴったりの掛け時計や、世界でひとつのオリジナルな掛け時計を自作することも可能である。 近年では、アナログ針の時刻表示とデジタル表示の時刻表示を組み合わせたものや、天気予報機能を搭載したもの、電波時計機能を搭載しているものも増えている。 かつて多かった一般的な鳩時計も掛け時計の一種に分類できる。最近では、電子回路を用いて、時刻ごとに異なった鳥の鳴き声で時刻を知らせる掛時計も販売されている。 あえて英語で言えば「wall clock」という概念と重なっていることが多いが、「wall clock」のほうは壁面にある時計全般を指し得て、「掛時計」(掛けるタイプ)に加えて、壁にあらかじめムーブメントを埋め込んだような時計も指し得るので、厳密にいえば完全に合致しているわけではない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「掛時計」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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