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探針(たんしん)とは、測定試料の特定部位に近付けて試料の物理的、電気的、機械的特性を測定する検出器の一部を構成する部品であって、多くの場合、針のような形状をしている。プローブ(Probe)ともいう。気象学などでは、しばしばドイツ語でゾンデ(Sonde)と言う。 == 様々な探針 == * 歯科検診で使われる先端が鋭利に尖った棒状の検査用具も探針と呼ばれる。エクスプローラとも。歯周ポケットの深さを測定するポケット探針などがある。 * 痔の一種である痔瘻の深度を計測する際に用いる金属棒も深針(ゾンデ)と呼ばれる。瘻孔部から直接ゾンデを挿入し、直腸部に到達した(或いは最深部に到達した)箇所で止め、マジック等で深針に印を付ける。 * オシロスコープなどの測定機器で、測定対象と測定機器を接続するのに使われるアクセサリもプローブと呼ばれる。測定対象に押し当てる先端の尖った針と測定対象のグランドに接続する端子からなる電圧プローブ(10:1プローブ)や2点の電圧差を測定できる差動プローブ、その他、高電圧プローブ、フローティングプローブ、電流プローブ、FETプローブなどがある。 * プラズマ中の電子温度など様々な特性を測定するための探針は、静電探針(静電プローブ)またはラングミュアプローブと呼ばれる。 * 段差計や走査型プローブ顕微鏡において測定試料に接触させて試料の凹凸をとらえて走査する突起も探針(プローブ)と呼ばれる。 * 遺伝子の解析などに用いられる分子もプローブと呼ばれる。ただ針の形状をしていないので探針とは呼ばない。 * 雪崩に埋没した人を探すための棒のこと。プローブあるいはゾンデと呼ばれる。折畳式で伸ばすと3mほどの長さになるものが一般的。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「探針」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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