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接点復活剤(せってんふっかつざい)は電子部品のスライドスイッチ、コネクタなどの各種端子、可変抵抗器の摺動子等、接点の接触抵抗の低減を目的とした薬剤である。日本においてはサンハヤトが最初に開発販売を手がけたとされる〔 - 接点復活剤の開発の経緯が書かれている。〕。 これらの接点は電気信号のOFF・ONを行うため、経時変化や放電などによって接点の金属表面が酸化したり汚れを生じると著しい電気抵抗を生じることがある。電気抵抗が生じた場合、安定した信号が流れず、雑音や誤動作の原因ともなる。 接点復活剤には、電気接点からこれらの汚れなどを除去し、接点の不良を低減する効果がある。形態としては液状、ペースト状、スプレー缶など様々なものがある。 なおリレーのようにスライドしない接点に対しては接点復活剤ではなく、揮発性の接点洗浄剤(リレークリーナー)を用いるべきである。接点復活剤には接点保護用の油分が含まれているため接点復活剤を用いると、かえって接触不良を起こすおそれがある。 == 使い方 == スプレー缶の接点復活剤の使い方は次のとおりである。 #綿棒などの綿、布などに適量を吹き付ける。直接接点への噴射は行わない。 #復活材を吹き付けた綿棒などで接触の悪くなった接点を拭く。 #スイッチ接点ならON-OFFを数回繰り返す。ロータリースイッチやボリュームなら数回回す。プラグ・ジャックなら数回抜き差しする。 #出来る限り接点復活剤を拭き取る(残しておくと埃が付く) #上記のプロセスを数回繰り返す 注意:高い電圧が印加される機器(真空管アンプやラジオ)などでは直接噴射したことによるリーク発火や、弱電機器であってもバリコンに直接噴射したことによる静電容量の変化など、かえって状態を悪化させてしまう例もある。利用は慎重に行うことが望ましい。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「接点復活剤」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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