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損益分岐点 : ウィキペディア日本語版
損益分岐点[そんえきぶんきてん]

損益分岐点(そんえきぶんきてん、, BEP)は、管理会計上の概念の一つ。売上高費用の額がちょうど等しくなる売上高または販売数量を指す。前者を損益分岐点売上高といい、後者を損益分岐点販売数量という。単に損益分岐点と言った場合、管理会計では前者を指し、経営工学では後者を指すことが多い。
売上高が損益分岐点以下に留まれば損失が生じ、それ以上になれば利益が生じる。このことから採算点とも呼ばれる。
== 概要 ==
損益分岐点売上高を求めるには、次の公式を使う。
:損益分岐点売上高 = 固定費 ÷{1-(変動費÷売上高)}
実際の売上高に対する損益分岐点売上高の割合を「損益分岐点比率」といい、これによって企業の収益性を評価することがある。
:損益分岐点比率 = 損益分岐点売上高 ÷ 売上高
損益分岐点を用いて経営分析することを「損益分岐点分析」という。損益分岐点分析は、古くからの経営分析手法であり、直観的に理解しやすいので、今日でもよく使用される。
損益分岐点比率が低いほど収益性が高く、かつ売上減少に耐える力が強いことを意味し、経営が安定していると判断される。8割程度が理想であるとされるが、一般には9割を少し上回る程度の業種が多い(業種によって異なる)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「損益分岐点」の詳細全文を読む



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