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携帯電話依存症 : ウィキペディア日本語版
携帯電話依存症[けいたいでんわいそんしょう]
携帯電話依存症(けいたいでんわいそんしょう)は、携帯電話PHSといった個人向けの通信機器が提供するサービスに没頭、日常生活に支障をきたすほどになっている状態を示す俗語である。携帯中毒(けいたいちゅうどく)とも。
関連語には携帯電話(メール機能を含む)で四六時中誰かしかとコミュニケーションを取りたがる女子学生を指した言葉としてツナガール(「繋がる」と少女を意味する「ガール」のかばん語)があるが〔亀井肇ツナガール(つながーる) 」 Yahoo!辞書 (2001年5月20日)〕、同名でハブ(接続機器)の商品名や携帯電話会社のキャッチフレーズも存在する。
==症状==

症状としては、携帯電話が手元に無かったり、なんらかの理由(圏外になった、入浴中である、バッテリーが切れた、充電中である、など)によって携帯電話が使用できない状態になると精神的に不安定になったりパニックになったりするというものである〔寶迫芳人「事例5 携帯電話中毒」『子どもたちのインターネット事件―親子で学ぶ情報モラル』東京書籍、2006年、26頁。ISBN 978-4487801213。〕〔土井隆義「フラット化するコミュニケーション」『コミュニケーションの社会学』 有斐閣、2009年、283頁。ISBN 978-4641123922。〕〔土井隆義 『友だち地獄―「空気を読む」世代のサバイバル』 筑摩書房、2008年、143-144頁。ISBN 978-4480064165。〕。携帯電話を入手してすぐの段階でよくみられ〔、依存度が高くなると携帯電話があるせいでだれかと連絡をとらなければならなくなって、連絡をとるために携帯電話が常に手元に必要になるといったような悪循環に陥ってしまう〔鈴木謙介 『カーニヴァル化する社会』 講談社、2005年、112頁。ISBN 978-4061497887。〕。
携帯電話の依存症による悪影響として、学生の場合、携帯電話に熱中するあまり学習時間の確保が難しくなり、成績が悪化するなどの弊害が起こる可能性が挙げられる〔「事例5 携帯電話中毒」『子どもたちのインターネット事件―親子で学ぶ情報モラル』27頁。〕。さらに、夜中にもメールの返信に追われるため睡眠時間が減って生活習慣が崩れたり〔藤川大祐『本当に怖い「ケータイ依存」から我が子を救う「親と子のルール」―最新ケータイトラブルの実例と解決策』主婦の友社、2009年、24頁。ISBN 978-4072687604。〕、携帯電話を介した同調圧力への適応による精神的ストレスによって抑うつ傾向に陥る危険性も指摘されている〔『本当に怖い「ケータイ依存」から我が子を救う「親と子のルール」―最新ケータイトラブルの実例と解決策』38頁。〕。
若年世代では友達から携帯電話によるメールが届いたらなるべく早くその返事のメールをしなければならないという暗黙のマナー(「即レス」)が存在するため、(自分は携帯電話が使用できる状態にあったとしても)自分が送ったメールの返信が来ないまま途切れてしまったときに不安になったり、必要以上に頻繁に新着メールの問い合わせをしてしまったりすることがある〔(メール依存症も参照)。このような背景には、メールの交換によって情報伝達ではなく他者と接続すること自体が志向されている(社会学者北田暁大がいうつながりの社会性)という傾向がある〔『友だち地獄―「空気を読む」世代のサバイバル』144頁・147頁。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「携帯電話依存症」の詳細全文を読む



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