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操縦(そうじゅう)とは、 # 思いのままにあやつり動かすこと〔広辞苑 第5版 p.1547〕。特に飛行機に関してこの用語を用いる〔。 # 可動式の機械(機械装置を含む)全体を思いどおりに操り移動させること〔林四郎ほか「例解新国語辞典第六版」ISBN 4385136858(2002年1月)「操縦(そうじゅう)」の項〕。 # 人を思い通りにあやつること〔デジタル大辞泉〕。他者を自分の思惑どおりに行動させること〔。 == 概説 == 操縦は主に、航空機〔気球、飛行船、滑空機、飛行機〕、宇宙船、船舶などといった乗り物(あるいは、それらのラジコン)に対して用いられる用語である。 操縦する者を操縦者と言う。操縦者を補佐したり助手するものを副操縦者と言う。 操縦のために必要な法的資格を有し操縦する者は操縦士などと呼ばれ、操縦士を補佐したり助手する役割の資格を有して操縦する者を副操縦士という。(これらの詳細は「操縦士」を参照のこと。) 操縦を行うために設けられた席を操縦席といい。操縦のための場所をコクピットや操縦室と言う。 ;運転と操縦 自動車、自転車などについては、通常は運転と言う〔。〕。基本的に「操縦」とは表現しない。 鉄道車両(や鉄道模型)では、電車・気動車・機関車に「操縦」「運転」の両方が用いられている。 ;操作と操縦 操縦は、機械を操り、自分の意図した方向や場所に移動させることを言う。 それに対して、操作は、思いどおりに操るための行動・動作である〔大辞林 第二版「操作(そうさ)」の項1〕。位置が固定されている機械装置を操ることについては「操作」という表現を用いる。よって、操縦というのは、機械に備わっている装置・機関類を「操作」し働かせることで、自分の意図する方向や場所に移動させることになる。 〔例えば、ロケットは地上基地内の管制室が遠隔操作することで命令を与え、それを受け取ったコンピューターが自動操縦を行う。宇宙船は搭乗者が機器を操作して、船体を移動させることを操縦と言う。クレーンやラジコンは、操作する機器が自らも動くものを操縦と表現し、固定されているものに対しては操作と表現する。ロボットに関しては、工場用の固定された作業ロボットは操作すると表現する、ロボット競技のほかは今はまだ創作作品内のキャラクターでしか見ることがほとんど無い、移動するもの(例: 遠隔操作型の鉄人28号やジャイアントロボ、搭乗型のマジンガーZ、ガンダム、エヴァンゲリオンなど。)を操る時は「操縦」と表現する。〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「操縦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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