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支払い過ぎた縁談[しはらいすぎたえんだん]
『支払い過ぎた縁談』(しはらいすぎたえんだん)は、松本清張の短編小説。『週刊新潮』1957年12月2日号に掲載、1959年9月に短編集『紙の牙』収録の1編として、東都書房より刊行された。 過去4度テレビドラマ化されている。 == あらすじ ==
萱野徳右衛門の家は田舎の旧家であった。娘の幸子はいい年齢になり、縁談も持ち込まれていたが、萱野家は相手の家柄・財産・教養(学歴)を理由に断ってきた。ある日、東京の大学講師の高森正治という男が、所蔵の古文書を見せてほしいと言って萱野家を訪問、幸子に好意的な視線を示す。その後一週間足らずのうちに高森の叔父・剛隆が萱野家を訪ね、高森が幸子に一目惚れしたのでお嬢様を頂戴したいと申し出る。徳右衛門の目から見て、条件は申し分なかった。幸子も、自分に相応しい相手だと満足し、同意を示した。 だが、しばらくして萱野家に桃川恒夫という青年が現れる。桃川の身なりは近代的で洗練され、加えて相当の資産家のようであった。徳右衛門に迷いが出た。幸子も桃川恒夫のほうに惹かれており、高森との縁談は断る方向で考え始める。三日後、桃川の母が綺麗な身支度で訪問し、結納には大金を包むと云った。東京への招待も受け、すっかり幸子の気持ちは桃川に傾いた。一方、高森には断りの手紙を書いた。しかし叔父の剛隆が萱野家に乗り込み、慰謝料を払えと要求してきた…。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「支払い過ぎた縁談」の詳細全文を読む
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