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政所茶[まんどころちゃ]
政所茶(まんどころちゃ)は滋賀県東部の鈴鹿山脈中に位置する東近江市政所町周辺で栽培されている日本茶。 == 概要 == 永源寺こんにゃくと並び歴史は古く、室町時代に永源寺五世管長の越渓秀格禅師が水質・地質が茶の栽培に適していることを見つけ、村人に栽培を奨励したことに始まる。茶摘み歌でも「宇治は茶所、茶は政所…」と歌われ、宇治茶と並ぶ茶どころとしてその名を全国的に知られた。本居宣長の著書『玉勝間』には「政所人ども夏は茶を多くつくりて出羽の秋田に出し、ここでもお茶が秋田へくだる…」と記され、東北の地にまで浸透していたことがうかがえる。朝廷や彦根藩にも献上されていた。 太平洋戦争終戦後は村人の集落離散や少子高齢化によって、政所茶の生産量は減少の一途をたどり、現在では30軒ほどの農家で生産される希少な茶となっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「政所茶」の詳細全文を読む
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