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政風基嗣 : ウィキペディア日本語版
政風基嗣[まさかぜ もとつぐ]

政風 基嗣(まさかぜ もとつぐ、1983年4月28日 - )は、長崎県長崎市出身で尾車部屋所属の現役大相撲力士。本名は北園基嗣(きたぞの - )。身長183cm、体重191kg。得意技は右四つ、寄り。最高位は東十両12枚目(2012年5月場所)。好物は肉類。嫌いなものは魚介類。趣味は音楽鑑賞(特に洋楽)。
== 来歴 ==
長崎市立小ヶ倉小学校4年次に相撲を始め、わんぱく相撲全国大会で活躍した。長崎市立小ヶ倉中学校長崎県立諫早農業高等学校でも相撲を続けて全国大会にも出場している。相撲と並行して小学校3年から中学時代まで野球も行っていた。若圭将は高校の同級生にあたる。高校卒業後は東洋大学法学部企業法学科へ進学し、相撲部に入る。1年次に全国学生相撲選手権大会で団体優勝、3年次には全日本相撲選手権大会でベスト8に入った。大学時代から角界入りを常に考えていたが本格的に考えたのは4年次の学生相撲選手権大会の後であり、大学の先輩である木村山や磋牙司から「尾車部屋があっているのでは」と助言され、その後自身で電話を入れて尾車に入門を志願した。
大学卒業後は尾車部屋に入門し、2006年3月場所で初土俵を踏む。前相撲では池原らに破れ2連敗発進であったが、その後2連勝とし2番出世となった。同期生には栃ノ心松鳳山境澤らがいる。入門後は大負けすることはなく出世してきたが、2008年7月場所では当時の自己最高位となる西幕下16枚目で7戦全敗するなど、幕下上位から中位でしばらく苦労することになる。その後2011年7月場所から幕下上位の十両昇進が見える地位にしばらく定着していた。東幕下筆頭で迎えた2012年3月場所11日目に、物言いがつく相撲であったが德勝龍を破って勝ち越しを決め、翌5月場所での新十両も決めた。新十両と同時に、それまで本名のままとなっていた四股名を政風と改める。昇進に際して、2011年春頃から意図的に増量した結果として体重が185kgに達したことや皇風の昇進に刺激を受けたことなどが転機となったと自ら明かしている。同時に、性格面を自ら「大雑把、わがまま」と評し、ライバルは「いない」、好きな言葉は「無い」と答えている。その5月場所、翌7月場所を負け越して続く9月場所は幕下陥落を喫し、その9月場所に勝ち越して再十両を果たすも翌11月場所には怪我による途中休場で再度幕下陥落を余儀なくされる。2013年は怪我の影響で7月場所以外すべて負け越しに甘んじ、2014年1月場所は三段目陥落まであと1枚となる東幕下60枚目の地位を与えられ、7番相撲で勝ち越して幕下を維持した。東幕下51枚目の地位で土俵に上がった同年3月場所は復調し、1番相撲の黒星を除いて6勝1敗の好成績を残して翌5月場所は東幕下25枚まで番付を回復した。2015年9月場所からは三段目に陥落している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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