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救世軍(きゅうせいぐん、)は、世界126の国と地域で伝道事業(=宗教活動)、社会福祉事業、教育事業、医療事業を推進するキリスト教(プロテスタント)の教派団体。日本では日本福音同盟に加盟している。軍隊を模した組織をとって行う活動や、クリスマスを中心とした年末に行われる募金活動「社会鍋」で有名。 なお、英語の「The Salvation Army」を「救世軍」と日本語に翻訳したのは尾崎行雄である〔「ときのこえ」第2611号(2011年11月1日)1面より〕。 == 概要 == 救世軍は、1865年にイギリスのメソジスト教会の牧師、ウィリアム・ブースと妻キャサリンによって、ロンドン東部の貧しい労働者階級に伝道するために設立された。設立当初は「キリスト教伝道会」(東ロンドン伝道会)と称する超教派の伝道団体だったが、軍隊式の組織編制、メンバーの制服・制帽・階級章類の着用、軍隊用語の使用などを採用し、1878年に「救世軍」と改称した。改称に当たってウィリアムは“Not volunteer army, but Salvation army(義勇軍に非ず、救いの軍なり)”という天啓を受けたという〔救世軍とは 救世軍日本本営公式サイト〕。1880年代に爆発的に教勢が伸張し、ブリテン諸島から海外に拡大した。改称に伴い、教理もメソジスト・ホーリネス色が濃いものとなっていく。 現在、救世軍は国際連合経済社会理事会 (ECOSOC) において1947年以降、特別協議資格を持つ国連NGOである。米国経済専門誌『フォーブス』の1997年8月11日号ではピーター・ドラッカーから「全米で最も効率の高い組織」として評価され、1991年と2004年にはノーベル平和賞候補に挙げられた。世界福音同盟の加盟団体でもあり、および世界教会協議会とも非加盟の提携関係にある。 全世界で1万2千ヵ所近くの社会福祉施設、教育機関、医療施設を運営している。 救世軍の軍旗「血と火」は「救いと聖潔(きよめ)」を意味し、救世軍のモットーでもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「救世軍」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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