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救国軍事会議 : ウィキペディア日本語版
救国軍事会議[ぽーらんど]

救国軍事会議(ポーランド語:Wojskowa Rada Ocalenia Narodowego、 略称:WRON) は、ポーランド人民共和国において、1981年から1983年の下、ポーランドを統治した機関である。1981年12月12日の夜に発足し、1983年7月23日に解散した。ヴォイチェフ・ヤルゼルスキ将軍に率いられた救国軍事会議は、憲法上の規定のない性質のもので〔Andrzej Ajnenkiel, ''Konstytucje Polski w rozwoju dziejowym 1791-1997'', Warszawa 2001, s. 335; Lech Garlicki, ''Odpowiedzi na pytania Przewodniczącego Komisji Odpowiedzialności Konstytucyjnej p. prof. Jerzego Wiatra, dotyczące kwestii prawnych'', Biuro Studiow i Ekspertyz Kancelarii Sejmu, Warszawa 1996, passim; Marian Kallas, ''Historia ustroju Polski X-XX w.'', wyd. 4., Warszawa 2001, s. 442; Marian Kallas, Adam Lityński, ''Historia ustroju i prawa Polski Ludowej'', Warszawa 2000, s. 187; ''Wielka encyklopedia PWN'', t. 29, Warszawa 2005, s. 538; ''Sprawozdanie Komisji Odpowiedzialności Konstytucyjnej'', ''O stanie wojennym w sejmowej Komisji Odpowiedzialności Konstytucyjnej'', Warszawa 1997, s. 209. Jerzy Stembrowicz (''Z problematyki stanu nadzwyczajnego w prawie konstytucyjnym'', "Więź" 1988, nr 11-12, s. 109) stwierdził, że "WRON jest instytucją prawnie nie określoną". Z kolei Joanna Hołda i Zbigniew Hołda (''Prawo karne wykonawcze'', wyd. 2., Zakamycze 2004, s. 55) uważają ją, jako "niekonstytucyjną".〕、軍事政権としての特徴を持っている。憤慨した人々は、この機関をカラス(ポーランド語で wrona - 救国軍事会議の略称 WRON にひっかけた洒落)と呼んだ。あるいは、第二次大戦中のドイツ国章である黒いワシを、やはりカラスと呼んでいたことを連想する者もいた。また、救国軍事会議をからかった歌が連帯のメンバーによりつくられた。例えば、「緑のカラス」(緑は軍服や戦闘服を連想させるから)、「カラスが鳴いて、それが何」というものがある。
2006年、救国軍事会議のメンバーは、暴力的犯罪集団を率いたという理由で、共産主義犯罪の罪で国家記銘院の検察官に告発された。
==救国軍事会議メンバー==
(階級役職は当時のもの)
*ヴォイチェフ・ヤルゼルスキ元帥 - ポーランド統一労働者党第一書記、ポーランド人民共和国首相、国防大臣
*ルドヴィク・ヤンチシン提督 - 海軍司令官
*エウゲニウシュ・モルチク大将 - 教育総監、国防副大臣
*フロリアン・シヴィツキ大将 - ポーランド軍参謀本部参謀長、国防副大臣
*タデウシュ・トゥチャプスキ大将 - 国土防衛監察総監、国防副大臣
*ユゼフ・バルィワ中将 - ポーランド軍政治本部長、国防副大臣
*タデウシュ・フパウォフスキ中将 - 総務・農業・環境大臣
*チェスワフ・キシュチャク中将 - 内務大臣
*タデウシュ・クレプスキ中将 - 航空軍司令官
*ロンギン・ウォゾヴィツキ中将 - 防空軍司令官
*ヴウォジミェシュ・オリヴァ中将 - ワルシャワ軍管区司令官
*チェスワフ・ピョトロフスキ中将 - 石炭・エネルギー大臣
*ヘンルィク・ラパツェヴィチュ中将 - シュロンスク軍管区司令官
*ユゼフ・ウジツキ中将 - ポモルスキ軍管区司令官
*ジグムント・ジェリンスキ中将 - 救国軍事会議書記、国防省人事部長
*ミハウ・ヤニシェフスキ少将 - 閣僚会議議長
*イェジ・ヤロシュ少将 - 第一ワルシャワ機械化師団長
*タデウシュ・マカレヴィチュ大佐
*カジミェシュ・ガルバチク大佐
*ロマン・レシ大佐
*ミロスワフ・ヘルマシェフスキ中佐(本人の談に寄れば、本人の了解なく、知らないうちにメンバーのリストに加えられていたのだということである〔http://wiadomosci.wp.pl/kat,1342,title,Hermaszewski-dzialania-Jaruzelskiego-to-lobuzerstwo,wid,11372767,wiadomosc_prasa.html 〕)
*イェジ・ヴウォシンスキ中佐

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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