|
教林坊(きょうりんぼう)は、滋賀県近江八幡市安土町にある天台宗の仏教寺院。本山であった観音正寺の坊舎(塔中)として聖徳太子により開かれたと伝わり、石窟に祀られた伝聖徳太子作の石仏赤川観音を本尊とする。寺名は繖山麓に位置する境内の林の中で聖徳太子が説法したことに由来するとされ、そこは今日竹林と紅葉の名所および石の庭園で知られている。 境内の地面は至るところで苔生して古刹然としており、桃山時代に作られた小堀遠州作と伝わる庭には苔生した庭石、巨石が点在している。この様を白洲正子は著書『かくれ里』で『石の寺』と題し紹介している。 == 境内の施設 == * 本堂 * 霊窟 - 本尊の石仏赤川観音を祀る * 太子の説法岩 * 庫裏(書院) - 江戸時代前期築、茅葺、合掌造り、付書院に「掛軸庭園」 * 表門 - 江戸時代築 * 総門 * 庭園 * 書院西面庭園「遠州庭園」 - 桃山時代、伝小堀遠州作。巨石を用いて枯れ滝・鶴島・亀島などを表す池泉回遊式庭園。古墳の石室蓋石など当初からあった巨石もそのまま庭石として生かしている。 * 書院南面庭園「普陀落の庭」 - 室町時代 * 経蔵 * 正覚泉 == 寺宝、文化財 == * 市指定有形文化財 * 庫裏(書院) * 表門 * 木造釈迦如来坐像 - 室町時代作 * 市指定文化財名勝 * 庭園 * 未指定 * 不動明王(秘仏) * 鬼の角 * 鬼の掛け軸 == 行事 == * 春秋会のお茶会 - 5月と11月 * 香道の会 - 教林坊流 * 護摩法要 - 毎月17日 * 写経会 - 毎月17日 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「教林坊」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|