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教理[きょうり] 教理(きょうり、, )とは、宗教上の教え〔大辞林 〕。ここではキリスト教における「教理」()の語義とその指す内容とを、おもに教派別に扱う。「教義」()と同義の場合もあれば、異なる意義を持つ場合もある。キリスト教における「教理」の語義は、教派や時代によって異なっている。 近年のキリスト教関連の著作物では、に「教義」を、に「教理」を当てているが〔〔A.リチャードソン編、J.ボウデン編、古屋 安雄監修、佐柳 文男訳 『キリスト教神学事典』(625頁、1995年、教文館)ISBN 4-7642-4029-7〕、日本の和英辞典では特に使い分けをしていないものもある〔プログレッシブ和英中辞典 〕〔ニューセンチュリー和英辞典 〕。本項では、訳語「教理」「教義」が、"doctrine" "dogma" に対応して使い分けられている用例を中心に概念整理をした上で、各教派における理解につき詳述する。 == 多義的で一定しない語義 ==
=== ラテン語聖書におけるdoctrinaの用例 === (ドクトリーナ)の語義は、「教え」「教育」「学習」「科学」である〔"Collins Latin Dictionary Plus Grammar", reprint 1999, ISBN 000472092X〕。ヴルガータ版ラテン語訳聖書においては、テモテへの手紙一4:13〔1 Timothy 4:13 Greek Texts and Analysis 〕, 5:17〔1 Timothy 5:17 Greek Texts and Analysis 〕において(ディダスカリア〔現代ギリシア語転写例:ジザスカリーア〕)の訳語として、テモテへの手紙二4:2〔2 Timothy 4:2 Greek Texts and Analysis 〕において(ディダケー〔現代ギリシア語転写例:ジザヒー〕)の訳語としての用例がある〔〔Biblia Sacra Vulgata (Stuttgartensia)/ad Timotheum I 〕。 日本聖書協会の口語訳聖書では、これらの部分は「教え」等と訳されており、「教理」とは訳されていない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「教理」の詳細全文を読む
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