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敷石住居[しきいしじゅうきょ]
敷石住居(しきいしじゅうきょ)は、床面の一部ないし全面に平らな石を敷いた縄文時代中期末~後期はじめの住居。関東・中部地方を中心に東北南部から北陸北部・東海東部にかけて分布している〔「日本考古学事典」347頁〕。 円形平面に出入り口とされる長方形突出部の付いたいわゆる柄鏡形になるものが多い。竪穴壁面沿いまたは竪穴外に柱穴があり、円筒形の側壁の上に屋根をかけた形になると思われる〔。 == 性格 == 一般の住居とする説と、祭祀の場あるいは司祭者の住まいなどの特殊な住居とする説がある。 後者は祭祀具とみる石棒の出土や集落の中で限られた存在であることなどからする主張だが、石棒が多いのはその時代性の表れであり、一集落に複数存在する例もあることから、一般の住居と区別すべきでないという意見もある〔。 現在ではこうした住居は各地で普遍的に存在することが知られるようになり、一定の時代と地域に限って存在する一般住居と考えられている〔『考古学探訪の基礎用語』 田村晃一・合田芳正監修 山川出版社、2000年、p. 54。ISBN 4634608804〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「敷石住居」の詳細全文を読む
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