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文室巻雄 : ウィキペディア日本語版
文室巻雄[ふんや の まきお]

文室 巻雄(ふんや の まきお)は、平安時代前期の貴族中納言文室綿麻呂の九男。官位従四位上相模

== 経歴 ==
仁明朝において、皇太子・道康親王に帯刀舎人として仕える。道康親王の即位文徳天皇)後、仁寿3年(853年相模に任ぜられ、のち右兵衛少尉次いで同大尉を歴任する。天安元年(857年播磨大掾に転任。
清和朝に入り貞観元年(859年従五位下叙爵される。のち、左衛門佐左近衛権少将・同少将と武官を歴任する一方、伊予介美濃守と地方官を兼ねる。また、この間貞観9年(867年従五位上、貞観15年(873年正五位下、貞観18年(876年従四位下と貞観年間の後半にかけて順調に昇進した。
貞観18年(876年陽成天皇の即位後まもなく、左近衛少将から伊予権守に転任する。陽成朝では備前守因幡権守相模守と専ら地方官を務めるが、因幡権守・相模守は遙任であったという。のち、子息・房典近江少掾への任官と引き替えに相模守を辞した。この間、元慶3年(879年従四位上に叙されている。
仁和3年(887年8月7日卒去。享年78。最終官位は散位従四位上

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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