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文殊師利大乗仏教会[もんじゅしりだいじょうぶっきょうかい] 文殊師利大乗仏教会(もんじゅしりだいじょうぶっきょうかい、Manjuśrī Mahāyāna Buddhist Association, MMBA)とは、広島県の高野山真言宗牛田山龍蔵院(聖天山歓喜寺龍蔵院)内に置かれた、チベット仏教の交流・活動拠点・窓口である「チベット仏教ゲルク派総本山デプン大僧院・ゴマン学堂日本事務局」、及び、日本で初めてにして唯一(2012年2月現在)の正式かつ本格的なチベット仏教僧院〔龍蔵院デプン・ゴマン学堂日本別院 - 文殊師利大乗仏教会〕である「龍蔵院デプン・ゴマン学堂日本別院」を運営・支援する、一般社団法人である。 ==概要== 1998年10月に、東洋文庫の研究員であった元ゴマン学堂長のケンスル・リンポチェを囲み、チベット仏教・大乗仏教への理解を深めるための任意団体として発足。2001年に、拠点を広島県に移す。2003年に、高野山真言宗の牛田山龍蔵院を依所とし、日本の伝統宗派との交流事業や、チベット仏教の教義体系を紹介する活動を行う。 2004年7月に、龍蔵院内に4人の比丘からなる正式なチベット僧院である「龍蔵院デプン・ゴマン学堂日本別院」を開創し、その後もゴマン学堂から数名の僧侶を招請しながら活動を行う。2006年、2010年に、ダライ・ラマ14世による説法会を開催〔ごあいさつ - 文殊師利大乗仏教会〕。2011年8月3日に一般社団法人化。 なお、組織名の「文殊師利」(マンジュシュリー、文殊菩薩)は、『般若経』で空性を説いたり、『維摩経』で智慧の化身として現れるなど、大乗仏教・中観思想を象徴する菩薩であり、「チベットと日本という同じ「大乗仏教」を共有する仲間」を表現するために、組織名に入れられている〔基本情報 - 文殊師利大乗仏教会〕。ちなみに、この文殊菩薩は、ゲルク派の宗祖であるツォンカパの修行時代に、様々な啓示をもたらした菩薩としても知られている〔『増補 チベット密教』 ツルティム・ケサン 正木晃 ちくま学芸文庫 p76-78〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「文殊師利大乗仏教会」の詳細全文を読む
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