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斑入り[ふいり]
斑入り(ふいり)とは、植物においてもともと単色で構成される組織が、本来持っているべき色、つまり緑色の葉の一部が白や黄色あるいは赤の模様になることを指すことが多い。外的または遺伝的要因によって多色になってしまう場合を言う。多くは葉に見られる。一般に病気や害虫、あるいは気温や土壌の影響などの一時的な現象とは区別される。ウイルス病により生じることも多いが、シマイネなど品種として重宝されるものもある。 その植物種の特徴としてすべての枝葉に現れる場合や、突然変異として出現する場合もある。狭い意味では後者のみを斑入りという。 == 生物学的立場 == 多くはクロロフィルが部分的に欠乏してできるが、表皮細胞と内部の細胞の間に空気の層ができてしまうことから生じることもある。元もとその植物の持つ斑紋としてある場合には、後者の例が多い。 なお、覆輪は細胞内の葉緑体の性質であるから、核遺伝子に必ずしも依存しない。そのため、遺伝に際しては細胞質遺伝の形を取る。 サンセベリアは葉挿し繁殖で斑が消えることが多い。つまり、斑の性質によって種子・株分け・挿し木などの繁殖方法を使い分ける必要がある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「斑入り」の詳細全文を読む
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