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歯のフッ素症[はのふっそしょう]
歯のフッ素症(はのフッそしょう、''Dental fluorosis'')は、水道水にもともと含まれるフッ素の化合物(フッ化物)、水道水フッ化物添加、歯磨き粉の飲み込み〔小児の歯のフッ素症の原因としてのフッ化物の局所応用 (コクラン・ライブラリ)〕などによるフッ化物の過剰摂取により、歯に褐色の斑点や染みができる症状を指す。中等度の症例では、エナメル質にいくつかの白い点や小さな孔が生じる。より重症だと、茶色い染みが生じる。その結果、歯の見栄えが悪くなる。 歯のフッ素症は、6ヶ月から5歳までの歯の発生期にフッ化物を過剰摂取すると生じる。口腔に萌出した歯には、発生しない。歯のフッ素症は通常永久歯に発生し、ときおり乳歯にも発生する。 歴史的にコロラド褐色斑(Colorado stain)、斑状歯(Mottled tooth)、歯牙フッ素症との呼び名も残っている。 ==歴史==
アメリカ、コロラド州パイクス山一帯の集落で歯に褐色の斑点が生じる症例が報告された。調査の結果一帯の氷晶石に含まれるフッ化物が川の水に溶け込み、高濃度のフッ化物が溶け込んだ水を飲み続けることによって歯に褐色斑が生じることが判明した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「歯のフッ素症」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Dental fluorosis 」があります。
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