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料亭 : ウィキペディア日本語版
料亭[りょうてい]

料亭(りょうてい)とは、主に日本料理を出す高級飲食店である。企業の接待宴会や商談、要人や政治家の密談、タレント、芸能人の打ち合わせ等に使われることが多い。値段も店により異なり、店によっては芸妓による単価が大幅に異なる無形のサービスが提供されることに伴い、利用料が確実に回収される必要があるので、支払いを保証可能な紹介がないと利用できないところもある。
日本文化の集大成の場でもあり、料理数寄屋造り日本庭園美術品調度品芸妓邦楽などの正統派の日本文化を堪能できる。
今日では一般に、専任の板前を抱え、座敷があり芸妓を上げるような料理屋のことを指すことが多いが、芸妓衆のもてなしを主として、酒以外の料理は主に仕出しでまかなう貸席型の業態(いわゆる待合)を料亭と呼称する場合もある。
法令上の用語(建築基準法など)では料理店(りょうりてん)という。
== 概要 ==
原則として、予約して利用する。料理は和食が中心で、個室で供される事が多い。食事をしながら、酒類を飲み、歓談したり芸妓の芸を楽しんだりする。
代金は当日、現金で払う場合もあるが、後日、銀行振込等によって後払いすることが多い。
明確な基準がないために、現在では、料亭という言葉の高級感や響きの良さから、通常の日本料理店が自ら「料亭」と名乗る例が非常に多いが、それらは本来の料亭ではない。
ここで説明するのは、あくまでもいわゆる料理屋(割烹料亭)を指す。
判断する条件は、主に、
*「芸妓衆を呼ぶことができる」
*「近隣の待合茶屋などに仕出し料理を提供する」
*「全国料理業生活衛生同業組合連合会に所属している」
*「全国芽生会連合会に所属している」
*「その土地の政財界に通じている」
*「格式・威厳がある」
*「その地域で根を張り長年にわたり営んでいる」
*「正統な料理、高いもてなしができる」
などがある。
しかし、以上の条件を満たしていても、上記に記してある日本庭園等は、敷地の関係で存在しない場合も多い。全国の料亭(料理屋)の数は、東京で60軒前後、京都でも十数軒にとどまる。地方ともなれば、各県内中にわずか数軒から数十軒ほどであり、全国合わせても数百軒ほどである(料理業組合、芽生会加盟店数)。
営業に際しては食品衛生法だけでなく、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の規制を受ける。いわゆる2号営業である。従って午前0時から日の出までの間の営業はできず、18歳未満の者の入店が禁止されるなどの制限がある。立地面でも厳しい条件があり、建築基準法により商業地域準工業地域以外の用途地域には建設できないうえ、都道府県の条例により建設できない地域が設けられている。このような制約を避けるため、2号営業に抵触しないよう営業している店舗もある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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