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ヌエバ・エスパーニャ副王領(ヌエバ・エスパーニャふくおうりょう、)は、1519年から1821年までの、北アメリカ大陸、カリブ海、太平洋、アジアにおけるスペイン帝国の副王領地を指す名称。 江戸時代の日本では、「ノビスパン(濃毘数般)」、「新イスパニア(新意斯巴尼亜)」などと呼ばれた。 == 歴史 == ヌエバ・エスパーニャの領域は、当初はパナマ地峡以北の新大陸のスペイン領土すべてを含み、1565年に新たに占領されたフィリピンも管轄下に置かれた〔"Viceroyalty of New Spain." ''Encyclopadia Britannica''. 2008. Encyclopadia Britannica Online. 2012年4月24日.〕。北の境界はブリティッシュコロンビア州とアラスカ州までを主張した。 歴史的にヌエバ・エスパーニャ副王領の領域であった地域は以下の通り。 *アジア:フィリピン、マリアナ諸島 *カリブ海諸島:ベイ諸島(1643年まで)、ケイマン諸島(1670年まで)、キューバ、イスパニョーラ島(ハイチを含む。1697年まで)、ジャマイカ(1655年まで)、プエルトリコ、トリニダード島(1797年まで)、 *アメリカ大陸:中央アメリカ(コスタ・リカの南国境までの範囲)、メキシコ、アメリカ合衆国南西部のほぼ全部(現在のアメリカ合衆国のカリフォルニア州、ネバダ州、ユタ州、コロラド州、ワイオミング州、アリゾナ州、ニューメキシコ州、テキサス州のすべてまたは一部を含む)、フロリダ州 1819年のアダムズ=オニス条約で再定義された。1821年にメキシコ独立が起こり、スペインはアメリカ大陸の領地を失った。しかし、キューバ、プエルトリコとスペイン領東インド(マリアナ諸島とフィリピンを含む)は、1898年の米西戦争までスペイン王室領の一部であった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヌエバ・エスパーニャ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 New Spain 」があります。 スポンサード リンク
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