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新・英雄伝説III「白き魔女」 : ウィキペディア日本語版
英雄伝説III 白き魔女


英雄伝説III 白き魔女』〔『英雄伝説III「白き魔女」』の表記もあり。〕(えいゆうでんせつ3 しろきまじょ、THE LEGEND OF HEROES III: Gagharv trilogy first "White Witch")は1994年(平成6年)に発売された日本ファルコムによるコマンド選択型ロールプレイングゲーム。同社のRPGシリーズ英雄伝説(英伝)シリーズ》の第3作目であり、《英伝シリーズ》第2期となる〈ガガーブトリロジー〉の第1作目。1999年(平成11年)には自社リメイクもされている。
リメイクやリパッケージでのタイトル変更が多く、『英雄伝説III 白き魔女 リニューアル』、『白き魔女 -もうひとつの英雄伝説-』、『英雄伝説III 白き魔女 -もうひとつの英雄たちの物語-』、『新・英雄伝説III 白き魔女』、『英雄伝説ガガーブトリロジー 白き魔女』と多くの販売タイトルを持つ。
※ 本稿では自社開発作品のうち、1999年のリメイク以前のPC-9801に対応しているものをPC98版、リメイク以降のWin専用のものWin版と記載する。
== 概要 ==
ガガーブ暦と呼ばれる暦を使う架空の世界において、巨大な大地の裂け目「ガガーブ」の東側にある大陸ティラスイールを舞台とし、かつての魔女の行動を模した成人の儀式である巡礼の旅へと出発したジュリオクリスが、旅の中で最後の魔女・白き魔女の軌跡を見つけ辿っていく様を描いた物語。
『I』と『II』で構成される《英伝》第1期〈イセルハーサシリーズ〉から世界設定を一新した、第2期〈ガガーブトリロジー〉の1作目であり、この世界設定は続く『朱紅い雫』・『海の檻歌』へと引き継がれている。ただし第1作目である本作がガガーブ歴992年と3部作で最も遅い時代を描いている。
1994年(平成6年)3月にPC-9801向けにオリジナル版を発売。本作が「ドラゴンスレイヤー」の名を冠さずに発売された事により、前作までは《ドラゴンスレイヤー(ドラスレ)シリーズ》のシリーズ内シリーズであった〈英雄伝説シリーズ〉が〔「ゲーム回想録 ドラゴンスレイヤーシリーズの概要」『Falcom Chronicle』347頁。〕、《ドラスレ》から独立した《英雄伝説シリーズ》として確立する〔「ゲーム回想録 英雄伝説III 白き魔女」『Falcom Chronicle』312頁。〕。1999年(平成11年)には戦闘システムを一新した自社リメイク作品『新・英雄伝説III 白き魔女』がMicrosoft Windows向けに発売されている。
PC98版の発売当時より「''詩うRPG''」をキャッチコピーとし、感動を誘うストーリを売りとしていた〔「広告ギャラリー」『Falcom Chronicle』228頁。〕。2004年(平成16年)に発売されヒット作となった『英雄伝説VI 空の軌跡』は、学生時代に本作に魅せられたメンバーを中心として開発されたものであり、その開発メンバーには本作をきっかけとしてファルコムに入社し2007年(平成19年)より社長を務める近藤季洋も含まれている〔「最新作『碧の軌跡』から日本ファルコム30周年を振り返る! 近藤季洋社長インタビュー」『月刊ファルコムマガジン』Vol.7、フィールドワイ、25頁。〕〔「ファルコムロングインタビュー 日本ファルコム株式会社 代表取締役社長 近藤季洋氏」『月刊ファルコムマガジン』Vol.1、フィールドワイ、8頁。〕。また近藤にとって本作は、Win版の新規イベント作製で初めてシナリオに関わった作品でもある〔「ファルコムロングインタビュー 日本ファルコム株式会社 代表取締役社長 近藤季洋氏」『月刊ファルコムマガジン』Vol.1、フィールドワイ、4頁。〕。
ライセンス提供の元での他社の開発により、コンシューマ機等への移植も行われている。'詩うRPG''」をキャッチコピーとし、感動を誘うストーリを売りとしていた〔「広告ギャラリー」『Falcom Chronicle』228頁。〕。2004年(平成16年)に発売されヒット作となった『英雄伝説VI 空の軌跡』は、学生時代に本作に魅せられたメンバーを中心として開発されたものであり、その開発メンバーには本作をきっかけとしてファルコムに入社し2007年(平成19年)より社長を務める近藤季洋も含まれている〔「最新作『碧の軌跡』から日本ファルコム30周年を振り返る! 近藤季洋社長インタビュー」『月刊ファルコムマガジン』Vol.7、フィールドワイ、25頁。〕〔「ファルコムロングインタビュー 日本ファルコム株式会社 代表取締役社長 近藤季洋氏」『月刊ファルコムマガジン』Vol.1、フィールドワイ、8頁。〕。また近藤にとって本作は、Win版の新規イベント作製で初めてシナリオに関わった作品でもある〔「ファルコムロングインタビュー 日本ファルコム株式会社 代表取締役社長 近藤季洋氏」『月刊ファルコムマガジン』Vol.1、フィールドワイ、4頁。〕。
ライセンス提供の元での他社の開発により、コンシューマ機等への移植も行われている。'」をキャッチコピーとし、感動を誘うストーリを売りとしていた〔「広告ギャラリー」『Falcom Chronicle』228頁。〕。2004年(平成16年)に発売されヒット作となった『英雄伝説VI 空の軌跡』は、学生時代に本作に魅せられたメンバーを中心として開発されたものであり、その開発メンバーには本作をきっかけとしてファルコムに入社し2007年(平成19年)より社長を務める近藤季洋も含まれている〔「最新作『碧の軌跡』から日本ファルコム30周年を振り返る! 近藤季洋社長インタビュー」『月刊ファルコムマガジン』Vol.7、フィールドワイ、25頁。〕〔「ファルコムロングインタビュー 日本ファルコム株式会社 代表取締役社長 近藤季洋氏」『月刊ファルコムマガジン』Vol.1、フィールドワイ、8頁。〕。また近藤にとって本作は、Win版の新規イベント作製で初めてシナリオに関わった作品でもある〔「ファルコムロングインタビュー 日本ファルコム株式会社 代表取締役社長 近藤季洋氏」『月刊ファルコムマガジン』Vol.1、フィールドワイ、4頁。〕。
ライセンス提供の元での他社の開発により、コンシューマ機等への移植も行われている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 The Legend of Heroes II: Prophecy of the Moonlight Witch 」があります。



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