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新大久保駅乗客転落事故(しんおおくぼえきじょうきゃくてんらくじこ)は、2001年(平成13年)1月26日(金曜日)の19時14分頃に東日本旅客鉄道(JR東日本)山手線新大久保駅で発生した鉄道人身障害事故である。 == 事故概要 == 山手線新大久保駅で泥酔した男性がプラットホームから線路に転落。その男性を救助しようとして線路に飛び降りた日本人のカメラマンと韓国人留学生が、折から進入してきた電車にはねられ、3人とも死亡した。 人命救助のために自らの命を投げ出したこの件は、美談として日韓両国で大きく報道されるとともに、事故の犠牲者を追悼・顕彰するプレートが新大久保駅のホームと改札の間の階段に設置された。このプレートには日本語と韓国語で事故の経緯等が記されている。その後、救出を試みた2人の遺族には当時の森喜朗内閣総理大臣より書状が贈られ〔勇気ある行為を称える辞(森総理からの弔意) 首相官邸ホームページ 2001年1月29日〕、警察庁からは警察協力章が授与された。 しかしカメラマンと暮らしていた母親は国や市からの表彰について、近所の知人に対して本当はそっとしておいてほしい、美談であっても息子が死んだ事には変わりがない、と嘆き、事故から数年後に孤独死した。 事故の翌年、今上天皇は死亡した韓国人留学生の両親を招待して慰労した〔天皇夫妻、5年前の約束守る…李秀賢氏追悼映画試写会に出席 中央日報 2007年1月26日〕。 最初に転落した男性が駅構内の売店で購入した酒を飲んでいたことが判明し、JR東日本は通勤圏の一部駅構内での酒類の販売を一時取り止めた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「新大久保駅乗客転落事故」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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