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国鉄ホキ300形貨車(こくてつホキ300がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍した貨車(無蓋ホッパ車)である。 本形式より改造され別形式となった937形新幹線貨車についても、本項目で解説する。 == ホキ300形 == ホキ300形は、バラスト輸送、散布(敷設)用30t積の国鉄貨車である。営業用貨車の形式を称するが、実際は保線用途の事業用貨車である。 1953年(昭和28年)から1962年(昭和37年)にかけて三菱重工業でホキ100形として12両(ホキ100 - ホキ111)が製作された。ホキ100形は、1963年(昭和38年)7月26日の称号規程変更によりホキ300形(ホキ300 - ホキ311)に改められ、全車改番された。 本形式の大きな特徴は、積荷であるバラストの輸送のみならず、目的地で散布を行うことにある。現在も運用されているホキ800形が単線用であるのに対して、本形式は複線用に特化した車両である。 その敷設方法は、ホッパ底面より自重落下したバラストの下にベルトコンベアを設け、バラストを反対側車線まで跳ね飛ばす方法であった。コンベアの速度、角度を調整することにより任意の位置への散布を行った。両車線を同時に閉塞して行うため、夜間作業にて運用されたが、作業時の騒音が大きいため、使用可能範囲が次第に狭められていった。 車体塗色は黒で、全長は11,200mm、全幅は2,562mm、全高は2,900mm、換算両数は積車5.0、空車1.8である。台車は、ベッテンドルフ式のTR41Cであった。 1967年(昭和42年)度に全車が新幹線用の937形に改造され形式消滅した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄ホキ300形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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