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新栗子トンネル : ウィキペディア日本語版
栗子トンネル (東北中央自動車道)[くりことんねる]

栗子トンネル(くりこトンネル)は、福島県福島市山形県米沢市の県境にある栗子峠の下を通る東北中央自動車道のトンネルである。全長8,972 mで、2017年(平成29年)度に開通予定である。なお、トンネル名は仮称のため、変更される可能性がある。
== 概要 ==
当初は日本道路公団(現東日本高速道路)によって事業が進められていたが、2003年(平成15年)度に同トンネルを含む区間が新直轄方式となり、それに伴い国土交通省東北地方整備局山形河川国道事務所および福島河川国道事務所に事業主体が移管された。
同トンネルの南側には国道13号が並行しているが、現在の栗子峠は勾配やカーブがあり冬期間は吹雪や勾配を登ることができない車両で通行止めが起きやすい。本トンネルを含めた東北中央自動車道の併用によって、冬期間でも安定した通行が確保される見込みである。
供用開始後は日本の道路トンネルの長さ5位で、東北地方では最長のトンネルとなる。また、当トンネルが建設されている区間は新直轄方式であるため無料供用となる予定で、無料の道路トンネルとしてはあつみトンネル寒風山トンネルを抜いて日本一になる予定である。なお、トンネル延長が5,000 mを超えているため、道路法の規定により危険物積載車はこのトンネルを通行できない予定である。
前述の通り長大トンネルとなるため、本坑に並行して避難坑が、また換気用のトンネルである換気坑が設置される。なお、避難坑の建設に際しては一部においてTBMを採用している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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