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新潟交通株式会社(にいがたこうつう、)は、新潟県新潟市中央区に本社を置くバス会社。 == 概要 == 新潟市を中心として、新潟県下越・佐渡地方に路線網を持つ。 バス運行に携わる会社は新潟交通本体と合わせて3社あり、新潟交通は新潟市中心部の路線バスと県内外への高速バス、新潟交通と同所に本社を置く新潟交通観光バスは観光バス事業と、新潟市郊外をはじめ下越地方全域の路線バス、佐渡市に本社を置く新潟交通佐渡は佐渡島内の路線バス・観光バス事業を、それぞれ受け持っている。 2007年3月31日まではこの他、村上市に本社を置く新潟交通北(同市と新発田市を中心とした路線バス)、新潟市西蒲区に本社を置く新潟交通西(新潟市秋葉区西部、同南区、同西蒲区、加茂市、三条市を中心とした路線バス)の2社があった。また新潟交通観光バスは新潟市東区に本社を置き、観光バス事業と新潟市江南区と同秋葉区の東部、阿賀野市、五泉市を中心とした路線バスを運行していたが、同年4月1日付でこの地域子会社3社が合併。存続会社は新潟交通観光バスとなり、本社登記も新潟交通と同所に移された。 本社がある新潟市中心部の万代・八千代地区では商業地万代シテイの開発に携わるなど不動産業も手掛けており、この他新潟空港のターミナルビル会社への出資や佐渡汽船への出資、全日空の新潟地区総代理店ならびに日本航空の新潟地区代理店として市内・空港業務を受託するなど、県内の公共交通網の中軸的な役割を果たしている。万代シテイに所在する万代シルバーホテルは、2009年春まで全日空ホテルズに加盟していた〔万代シテイ近くに所在する「ホテル新潟」(リンコーコーポレーション傘下)がIHG・ANAグループに加盟し、2008年12月1日からリブランドによって「ANAクラウンプラザホテル新潟」に改称したのに伴い、万代シルバーホテルは2009年3月31日を以ってIHG・ANAグループとの契約を終了した。〕。なお同ホテルは2012年4月1日から、阪急阪神第一ホテルグループに加盟している。 また、かつては燕市から新潟市中心部に至る鉄道路線も運営していたが、1999年4月に廃線となった(新潟交通電車線を参照)。 近年は少子化に加え、自家用車の普及によって利用者が減少の一途を辿るなどバス離れが深刻で、零細路線の減便・廃止を余儀なくされている。また不動産部門でもバブル崩壊以降、不振を託っている。有利子負債はピーク時には700億円近くにまで達したほどで(2011年3月期決算時点では約410億円にまで減少している)、管内各所にあった営業所・車庫などを閉鎖し跡地を売却するなどして負債の償却を図っているものの、経営状態は決して良いとはいえない状況にある。 また、前述のように新潟市周辺では公共交通網の脆弱化が著しいことなどから、新潟市は2007年にオムニバスタウンの指定を受け、新潟交通グループと共同でバスの運行環境改善と公共交通軸の形成に向けた取り組みを行っている。その一環としてIC乗車カードの導入計画が進められ、2011年4月24日よりIC乗車カード「りゅーと」のサービスを開始するなど、多くの施策が進められている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「新潟交通」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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