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新潟地震[にいがたじしん]
新潟地震(にいがたじしん)は、1964年(昭和39年)6月16日13時1分41秒(JST)、新潟県粟島南方沖40km(北緯38度22.2分、東経139度12.7分、深さ34km)を震源として発生した地震。地震の規模はM7.5(Mw7.6)。 日本で地震保険ができる直接的な要因となった震災としても知られ、この2年後、1966年(昭和41年)に地震保険制度が誕生した〔保険金の全額を損害保険会社が支払う火災保険と異なり、地震保険(地震保険制度)は、1966年の「地震保険に関する法律」の制定を受けて、政府と民間の損害保険会社が共同で運営する制度として発足した。制度創設の経緯等 ⇒ 『株式会社損害保険ジャパン P115、P120 』。 『損害保険料率算出機構 (国内各損害保険会社に保険料の基礎となる保険料率等を提供 )』。 『社団法人日本損害保険協会 業務企画部 地震 ・ 火災・新種グループ 2 地震保険制度の概要 > (2)制度創設 』。 『保険毎日新聞 地震保険を語る 日本損害保険協会常務理事 』。〕。 == 地震像 == サハリンから新潟沖へとつながる日本海東縁変動帯で発生した地震の一つ。余震は、震央の北北東-南南西方向の約80 kmの範囲に分布しているが、震源断層の傾斜方向は明らかになっていない。当時周辺の陸上の地震計(地震観測点)設置箇所は少なく海底地震計は設置されていなかったことから、余震の震源決定の精度は悪い〔岡村行信:日本海東縁の地質構造と震源断層との関係 地質学雑誌 Vol.116 (2010) No.11 P582-591〕。震源近くの粟島はこの地震によって約 1m隆起した〔。粟島の海岸にはいくつかの段丘が形成されており過去の活動歴を残していて、活動間隔は段丘の高さから約2000年間隔とする説と海底の活断層の解析から約3000年間隔とする説がある〔。 先行する静穏化現象があり、震央を中心として半径約50kmの範囲では16年間に渡って地震活動が低調で、地震の約2年半前からやや活発な活動の後に本震が発生した〔総合報告: 地震発生の長期的予測における地震空白域と地震活動静穏化現象の意義。特集: 大地震の長期予測はどこまで可能か? II. 地震活動と長期予測 -「地震空白域」とは何か- 地震 第2輯 Vol.50 (1997-1998) No.appendix P83-99〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「新潟地震」の詳細全文を読む
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