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新潟県北部地震[にいがたけんほくぶじしん]
新潟県北部地震(にいがたけんほくぶじしん)は、1995年4月1日12時49分に新潟県笹神村(現・阿賀野市の一部)を震源にしたMj 5.6ないしM 6.0〔新潟大学理学部地質科学科 〕の地震である。気象庁から命名された名称はないが、気象庁・国土地理院では、新潟県北部の地震と呼称されている例もある。 == 概要 == 地震計で観測された最大震度は4であったが、県指定の文化財である市島邸湖月閣が完全に倒壊したのを始め、笹神村を中心に住家の全壊や半壊の被害が相次いだため、震度5に訂正された。また、震源が浅かったことから、震央付近の狭い範囲(5.6km * 1kmの範囲)で震度6に相当する揺れがあったものと推測された〔1995年新潟県北部の地震について 第四紀研究 Vol.35 (1996) No.3 P153-163〕。震央地区上高田の熊野神社では、重力加速度を超える震動を生じた痕跡が残されていた。 当時震源付近に観測点はなく、やや離れた気象庁の観測点(新潟地方気象台)による観測と解析により震央は、新潟県(加治川)沖に発生し内陸部の笹神村に被害を生じたと報道されたが、他の機関による観測データを合わせた解析により羽越本線神山駅と月岡駅の中間にある笹神村上高田付近と求められた。また、震源の深さを気象庁では16km〔としているが、10kmとする解析結果もある〔。
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