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新薬スパイ事件[しんやくすぱいじけん] 新薬スパイ事件(しんやくスパイじけん)は製薬会社の従業員が旧厚生省所管の研究所の技官と共謀して他社の新薬申請資料を盗み取った事件である。 新薬産業スパイ事件ともよばれる。 ==概要== 1983年、藤沢薬品工業(現・アステラス製薬)の従業員が国立予防衛生研究所(現・国立感染症研究所)の技官と共謀し、ほかの医薬品メーカーの新薬申請資料を盗み出した。犯行当初は発覚しなかったが、同年9月7日、予防衛生研の技官が別件(抗生物質不正検定事件)で逮捕されたことをきっかけに、本スパイ事件も明らかとなり、6日後の9月13日、藤沢薬品工業の課長ら3人が逮捕された。さらに、東京地検特捜部による捜査が進むにつれ捜査対象は拡大。最終的に中央薬事審議会委員、医師会事務職員を含む14人が逮捕され、官民が絡む一大産業スパイ事件に発展した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「新薬スパイ事件」の詳細全文を読む
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