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北九州港(きたきゅうしゅうこう)は、福岡県北九州市にある港湾である。 北九州随一の規模の港で、下関港と本港を合わせた関門港として国際拠点港湾、中枢国際港湾に指定されている。港湾管理者は北九州市。九州・中国地域の中央部に位置し、神戸港より西の港湾では最大の規模を有することなどから日本三大旅客港の一つに数えられる。 == 歴史 == *1889年(明治22年)11月 - 門司港が国の特別輸出港(米・麦・麦粉・石炭・硫黄に限定した輸出港)に指定される。同時に長崎税関門司出張所が設置される。 *1890年(明治23年)5月23日 - 若松築港会社(現若築建設)が若松港を石炭積出港として築営することを目的として設立され、築港を開始。 *1891年(明治24年)4月1日 - 九州鉄道が門司駅(現門司港駅)開業。 *1891年(明治24年)8月30日 - 筑豊興業鉄道、若松駅 - 直方駅間開業。これにより、筑豊炭田から若松港への鉄道による石炭輸送開始。 *1899年(明治32年) - 門司港が一般開港に指定される。 *1904年(明治37年)4月 - 若松港が国の特別輸出入港に指定される。 *1909年(明治42年)11月 - 門司税関が長崎税関より独立。 *1919年(大正8年) - 門司港に台湾・高雄航路開設。 *1921年(大正10年) - 門司港に日本郵船の欧州航路「箱根丸」初寄航。以後欧州航路、上海航路が開設される。 *1932年(昭和7年) - 門司港に大連航路定期船の繋留開始 *1940年(昭和15年)7月 - 下関港、門司港、小倉港を統合し、関門港とする。 *1941年(昭和16年)12月 - 若松港が関門港に合併される(門司・下関・小倉・若松・戸畑・八幡の各港)。 *1942年(昭和17年)7月 - 関門鉄道トンネル開通。 *1942年(昭和17年)11月 - 戦時体制により官制改正され、門司税関が廃止、九州海運局(門司海運局)設置される。 *1946年(昭和21年)6月 - 門司税関再開。 *1949年(昭和24年) - 門司港の開港が宣言される。 *1951年(昭和26年) - 門司港が特定重要港湾に指定される。 *1958年(昭和33年) - 関門トンネルが開通。 *1962年(昭和37年) - 洞海湾に若戸大橋(吊り橋)が完成。 *1963年(昭和38年) - 門司港、小倉港、洞海港(若松・戸畑・八幡港)が合併して北九州港となる。 *1964年(昭和39年) - 北九州港管理組合(一部事務組合)設立。北九州港の港湾管理者となる。 *1968年(昭和43年)8月 - 阪九フェリーが、小倉(日明)- 神戸(魚崎)航路開設。日本初の長距離カーフェリー就航。 *1971年(昭和46年) - 西日本(神戸以西)で最初の田野浦コンテナターミナルが開港。 *1973年(昭和48年) - 関門橋が開通。 *1974年(昭和49年) - 北九州港管理組合を解散。北九州市が北九州港の港湾管理者となる。(直営化) *1979年(昭和54年) - 太刀浦コンテナターミナルが供用開始。 *1984年(昭和59年)7月 - タコマ港(アメリカ合衆国)と姉妹港締結。 *1985年(昭和60年)5月 - 大連港(中華人民共和国)と友好港提携。 新門司地区や響灘地区での港湾整備、門司港西海岸の再開発が始まる。 *1991年(平成3年)7月 - レムチャバン港(タイ王国)と姉妹港締結。 *1995年(平成7年)3月 - 門司港レトログランドオープン。 *1995年(平成7年)6月 - 中枢国際港湾に位置付けられる。 *2002年(平成14年)5月 - 国土交通省から「総合静脈物流拠点港」(リサイクルポート)として指定。 *2004年(平成16年)11月4日 - 仁川港(大韓民国)とロジスティクス・パートナー港締結。 *2005年(平成17年)4月 - 日本海側では唯一、水深15mの大水深岸壁を持つ、ひびきコンテナターミナル供用開始。 *2005年(平成17年)5月 - ひびきコンテナターミナルに最初の定期航路が開設され、以後倉庫等の周辺整備が行われる。 *2005年(平成17年)11月3日 - 天津港(中国)とロジスティクス・パートナー港締結。 *2005年(平成17年)12月14日 - 煙台港(中国)とロジスティクス・パートナー港締結。 *2005年(平成17年)12月15日 - 青島港(中国)とロジスティクス・パートナー港締結。 *2009年(平成21年)11月8日 - 北九州港開港120周年記念式典開催。 *2011年(平成23年)11月11日 - 国土交通省から「日本海側拠点港」(総合的拠点港)に選定される。 *2012年(平成24年)9月15日 - 若戸トンネル開通。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「北九州港」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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