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『施設論』(せせつろん、, プラジュニャプティ・シャーストラ)とは、部派仏教の説一切有部による初期論書(アビダルマ)群、いわゆる「六足論」の内の一論。 題名通り、様々な「概念」(施設, せせつ、, プラジュニャプティ)について説明される。 ==構成== 本論は、以下の三部構成から成っている。 *『世間施設』(Loka-prajñapti, ローカ・プラジュニャプティ) *『因施設』(Kārana-prajñapti, カーラナ・プラジュニャプティ) *『業施設』(Karma-prajñapti, カルマ・プラジュニャプティ) サンスクリット原典は散逸しており、漢訳は北宋代の法護と惟浄による『因施設』に相当する部分訳のみが現存し(大正蔵No1538)、全訳が残っているのはチベット語訳のみである〔『業施設論』の業論と表・無表分別 - 青原令知〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「施設論」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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