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日の光もなく[ひのひかりもなく]
『日の光もなく』(ひのひかりもなく、露:''Без солнца'')は、モデスト・ムソルグスキーが1874年に作曲した6曲からなる歌曲集。 == 概要 == 翌年から着手される歌曲集『死の歌と踊り』同様、遠縁で作曲当時、共同生活を送っていた詩人アルセニイ・ゴレニシチェフ=クトゥーゾフ(Арсений Голенищев-Кутузов)の詞に付曲、献呈した作品である。作詞に当たり、作詞者へムソルグスキーから予め内容の指示があったのではないかと推測されている〔1875年5月22日のゴレニシチェフ=クトゥーゾフ宛の手紙で詞の題名について意見を述べていることなどから推測される。〕。非常に厭世的かつ抒情的な内容の曲で、同時期に作曲が開始されたオペラ『ホヴァーンシチナ』との類似性も指摘される。出版は作曲直後の1875年2月にベッセル社から行われた。同社からは、1908年にリムスキー=コルサコフによる校訂版も出版されている。 原曲はピアノ伴奏であるが、エフゲニー・スヴェトラーノフやエディソン・デニソフによる管弦楽伴奏版もあり、それぞれ録音もされている〔スヴェトラーノフ版はBMG盤(ナターリヤ・ゲラシモワ独唱 スヴェトラーノフ指揮ロシア国立交響楽団 1994年録音)、デニソフ版はメロディア盤(エフゲニー・ネステレンコ独唱 ロジェストヴェンスキー指揮ソヴィエト文化省交響楽団 1984年録音)。〕。
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