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日乃出会館[ひのでかいかん]
日乃出会館(ひのでかいかん)は、宮城県仙台市青葉区中央1丁目にかつて存在した、映画館(日乃出劇場・日乃出プラザ劇場・日乃出スカラ座・シネマ仙台)を含む商業施設ビル「日乃出興業ビル」の通称である。 == 概要・略歴 ==
*竹中工務店が構造設計を行った地上8階・地下1階の商業施設ビルとして1957年(昭和32年)4月14日にオープン〔図書館で新聞広告チェック。 - 「風の詩」編集部日誌(2010年3月5日)〕〔同日には東京都千代田区有楽町に東宝会館(芸術座・千代田劇場→日比谷映画・みゆき座)がオープンしている(2005年(平成17年)4月8日に完全閉館。現在、跡地はシアタークリエが立地している)。〕。当初は1・2階に洋画ロードショー館の日乃出劇場、5階に日乃出5階劇場、地下1階に名画座の日乃出地下劇場とニュース映画専門館の日乃出ニュース劇場があり、7階が展示会などの催しを行う大ホール、屋上にローラースケート場があった。同会館のオープンにより、仙台市内の映画館は同館内の4スクリーンを含めて24館となった〔昭和32年の宮城県の映画館 - 中原行夫の部屋 (原資料『キネマ旬報』)2012年7月27日閲覧。〕。 *その後1970年代以降の改装により、1階がパチンコ店に、地下1階の2館が日乃出劇場とシネマ仙台、3階がボウリング場から日乃出スカラ座、4階が日乃出プラザ劇場となる。映画館は開業当初から日乃出興業株式会社が経営・運営していたが、後年は東京都新宿区で「新宿スカラ」などを経営していた『三和興行株式会社』に移管。近隣の「仙台東宝劇場」と共に東北地方における東宝系列のチェーンマスターとして親しまれた。 *しかし2000年(平成12年)以降、市内に開業したシネマコンプレックスの影響で次第に業績が低下し、2002年(平成14年)9月17日をもって映画館は全館閉館となり、45年の歴史に幕を閉じた。ビルはパチンコホール「ベガスベガス」などを運営する山形市の「大成商事」(当時)に売却され『大成商事GSビル』となった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日乃出会館」の詳細全文を読む
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