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日光市 : ウィキペディア日本語版
日光市[にっこうし]

日光市(にっこうし)は、栃木県の北西部に位置する
== 概要 ==

古くは鎌倉時代以降、日光権現を祀る山々が知られるようになり、江戸時代徳川家康および徳川家光の廟地となって以来、日光東照宮門前町として参拝客で賑わった。以後「''日光を見ずして結構と言うこと莫れ''」という言葉で日本中に観光地景勝地として知られるようになった。
明治時代に入ると、海外でも景勝地として知られていた日光東照宮中禅寺湖日光湯元温泉藤原などを外国人が訪れるようになり、外国人に対応した宿泊・滞在施設が整備され、国際観光都市としての体裁が整えられていった〔イザベラ・バードフランツ・フェルディナント大公の日光訪問の手記が、当時の日光を詳らかに示している。〕〔日光東照宮の雅楽奏者であった金谷善一郎はイザベラ・バードを自邸(鉢石町)に滞在させ、その後同地に日光金谷ホテルを創設した。イザベラ・バード著『日本紀行』による。〕。
2006年3月20日今市市、(旧)日光市、足尾町藤原町栗山村合併され、現在の日光市が発足した。2006年以後の日光市役所本庁は旧今市市役所(今市本町)であり、現在の日光市長は元今市市長が務めている。この2006年の合併により、「門前町」日光は元より、日光江戸村など周辺の観光地も「日光市」に含まれることとなった。面積は栃木県はおろか、関東地方全体でも最大で、全国の市では岐阜県高山市と静岡県浜松市に次いで全国第3位となる、栃木県全体の約22%を占める広大な面積を有している。観光キャッチフレーズとして「四季の彩りに風薫るひかりの郷」を掲げ、国際観光都市としての振興を図っている。
市内の観光地・景勝地としては、旧日光〔明治初期の日本人にとって「日光」は鉢石町と入町であった。フランツ・フェルディナント著『日本日記』による。〕の日光の社寺や、エリアとしての日光〔明治初期の日本人にとって広義の「日光」は海抜600メートル以上の火山性山地であった。フランツ・フェルディナント著『日本日記』による。〕の日光連山男体山大真名子山小真名子山女峰山赤薙山太郎山など)、中禅寺湖華厳滝竜頭滝戦場ヶ原湯滝湯ノ湖日光湯元温泉、そして行政地域としての現日光市域の鬼怒川温泉川治温泉湯西川温泉、鬼怒沼湿原、龍王峡足尾銅山などがある。1999年には「日光の社寺」が世界遺産に登録された。
また、建築家丹下健三芦原義信隈研吾アントニン・レーモンド等)による近・現代建築が多数存在する地域でもある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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