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日大生殺し事件 : ウィキペディア日本語版
日大生殺し事件[にちだいせいころしじけん]
日大生殺し事件(にちだいせいころしじけん)は、1935年(昭和10年)に母親が保険金目当てに実の息子を殺害した事件で、日本で初めての保険金殺人事件とされている〔『犯罪の昭和史1 戦前 昭和1年 - 昭和20年』 作品社、1984年、207頁。〕。
==概要==
1935年(昭和10年)11月3日、東京都文京区本郷弓町で、日本大学専門部歯科の3年生(長男。当時23歳)が自宅(実家)で強盗に遭い包丁で殺されるという事件が起きる。〔事件概要 - ''“日大生殺し事件” ''〕しかし、まもなく警察の調べで強盗ではなく、保険金目当てで父親(当時52歳)一家による謀殺であったことが判明する。息子を殺したのは実の母親(当時46歳)であったことがわかった〔。
実家は長男に生命保険を3社かけていて、合計して六万六千円ほど受け取っている(現在の貨幣価値でいうと一億数千万円、当時の大卒の初任給70円)〔''ぐうたら息子と鬼の家 ― “日本初”保険金殺人「日大生殺し事件」の不快な余韻 '' 日刊サイゾー 2014.12.07.掲載〕。当時は生命保険自体そこまで普及していなかった時代であり、妻やほかの子どもには、生命保険はかけられていなかった〔。
また、父親は犯行時には樺太にいっており、11月9日に帰郷したあと長男の葬儀をしている〔(父親は樺太の敷香町で医院を開業していた)。
長男の他にも、長女(当時21歳)、次女(当時17歳)、次男(当時11歳)の3人の兄妹がいる〔。殺害時、警察派出所に出向いたのは次女と次男〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「日大生殺し事件」の詳細全文を読む



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