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日宮城[ひのみやじょう]
日宮城(ひのみやじょう)は、富山県射水市下条(旧:富山県射水郡小杉町日宮)に在った日本の城。火宮城、二上山城、橋下条城とも云う。 == 規模 == 小規模な丘陵地(笹山)全体を利用した一城別郭方式の山城(丘城)。『日宮新村見取絵図』によると主郭は北東の丘陵(標高20m)であるとされているが、その南、南西に在る郭も同規模であり、南西の郭(現:日宮社)を主郭であるとする説も在る。ただ、南西郭にはそれほど人の手が加えられた形跡が無く、また他の丘陵とはある種独立している状態となっている為、主郭である可能性は希薄であると思われる。北東の「主郭」は土塁、堀切を効果的に使い、入り組んだ構造となっている。南の郭は他の郭よりなだらかな丘陵に作られており、どちらかと云えば「主郭」よりも平坦面が広い。土塁や堀切の他に竪堀も設置されている。南西の郭は他の郭よりも傾斜のきつい丘陵に作られている。郭は二段に分かれているが、平坦面が少なく土塁や堀切といった設備も見受けられない。「主郭」の東には「二の丸」とされる郭が在るが、道路整備等の影響でかなり削られている(二の丸脇の道路及び住宅地一帯は、太閤山団地が造成される前まで、元々胸まで浸かるほどの沼地が広がっていた)。因みに『越登賀三州志』には城の周りを水濠で囲んでいたと書かれている。北陸道に面しており、交通の要衝であった。出城としては越中国赤井砦が在る。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日宮城」の詳細全文を読む
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