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日局クレオソート[にっきょくくれおそーと] 日局クレオソート(にっきょくクレオソート)は、木材の構成成分が熱分解されて生成したフェノール類化合物を主成分とする化学混合物。正式名称は木クレオソート(もくクレオソート; , )。 == 概説 == ブナなどを乾留させる(通常では木炭を作る)際に水蒸気とともに留出する油層(木タール、水を主成分とする上澄み液がいわゆる木酢液)を蒸留して得られる、淡黄色透明で燻製のような臭いのある油状の液体で、代表的には止瀉薬である正露丸の有効成分として用いられている。 古くからクレオソートの名称で知られ、日本薬局方の初版から収載されていたが、第十五改正〔平成18年3月31日付け 厚生労働省告示第285号 〕において、製法・成分の異なる石炭由来のクレオソート油〔多環芳香族炭化水素であるベンツピレンなどの発癌性物質を含有する。〕と区別されたため、「日本薬局方」の略称「日局」をつけて呼ばれる。第十五改正第一追補〔平成19年9月28日付け 厚生労働省告示第316号〕より、木クレオソートを正式名称とし、クレオソートは別名となった。 このように名称が分けられた原因としては、過去のクレオソートに関する論争がある。#ジャーナリズムによる医用批判参照。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日局クレオソート」の詳細全文を読む
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