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日新館高等学校(にっしんかんこうとうがっこう)は、かつて福岡県飯塚市柏の森にあった私立高等学校。飯塚日新館中学校とともに2006年3月31日まで中高一貫教育を提供した。創立者は権堂義幸。 生徒数減少のため、2006年度以降の新入生募集は行わず、2007年度限りで閉校となった。1978年の開校以来、生徒数が定員(一学年150人)を常に割り込み、2002年度から赤字経営が続いていた。 == 沿革 == * 1978年(昭和53年) - 日新館高等学校開校、新年度より学校教育開始。 * 1981年(昭和56年) - 日新館中学校飯塚分校を新設。 * 1986年(昭和61年) - 新校舎完成。 * 2000年(平成12年) - 新年度より男女共学化。 * 2005年(平成17年) - 日新館高等学校閉校騒動。 * 2008年(平成20年) - 閉校。 == 閉校騒動 == 平成17年度の入試を実施し2月1日に合格発表を行っていながら、突然2月14日に合格者に対し中学校などを通じて合格取り消しを通知し、教職員19名を年度末で解雇し新年度で給与50%削減して再雇用する方針を発表した。しかし、合格発表後の突然の受け入れ拒否の通告に、中学校や塾関係者、保護者から批判や抗議が相次ぎ、わずか一日で方針を撤回し、一転して合格者の受け入れを決定した。NHK全国ニュースで放映され、福岡県議会でも取り上げられた。〔 平成17年(2005年)2月福岡県議会定例会 議事録 〕 合格取り消し通知の前に周辺への根回しはなく、「合格発表後に受け入れをやめるのでは判断が遅すぎる。受験生や在校生に混乱を招く」と福岡県私学振興課を激怒させた。 同校経営する理事長は「合格者のうち、26人しか予納金を納めなかった。昨年の半数だ。例年予納金納付者の30%しか入学せず、新入生は10人程度になってしまう。これでは入学させても、生徒同士が切磋琢磨(せっさたくま)する環境をつくれないと判断した」と説明した。〔こちら特報部 福岡・日新館高に見る入学者減の苦境(上)合格発表後に取り消し騒動 1日で撤回 保護者『15歳の心 考えず』2005.02.27 朝刊28頁特報1面東京新聞〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日新館高等学校 (福岡県)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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