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日昌丸[にっしょうまる]
日昌丸(にっしょうまる)は、南洋海運が1939年に建造した貨客船。日本の大型外航貨客船のうち病院船以外で太平洋戦争を生き残った唯一の船である。1956年には戦後初の巡航見本市船として東南アジア各地を回り、記念切手も発行された。 == 建造 == 「日昌丸」の船主である南洋海運は、1935年(昭和10年)に設立の国策会社であった。日本とオランダ領東インド(蘭印)などを結ぶ東南アジア航路の競争調整のため逓信省の仲介があり、石原産業海運、大阪商船、日本郵船および南洋郵船からの共同出資により設立された〔「南洋海運設立―資本金八百五十万円 社長には浅野平二氏 」『大阪朝日新聞』1935年7月3日。〕。 本船は、1938年(昭和13年)に南洋海運が建造した貨客船「日蘭丸」の同型2番船である〔。この「日蘭丸」型は南洋海運にとって初めての新造貨客船で、基本設計は石原産業海運が現物出資した貨客船「名古屋丸」型の改良型にあたる〔岩重(2011年)、107頁。〕。建造は三菱重工業神戸造船所で行われ、1939年(昭和14年)に進水、同年7月20日に竣工した〔。
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