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『日曜大工110番』(にちようだいくひゃくとおばん)は、かつて存在した日本の生活情報番組、16ミリフィルム撮影による情報系の短篇テレビ映画のシリーズである〔録音との出会い - そして映画『蝉しぐれ』 、橋本泰夫、特定ラジオマイク利用者連盟、2009年12月19日閲覧。〕。『日曜大工 Do It Yourself』( - ドゥ イット ユアセルフ)、『日曜大工 手づくり百科』( - てづくりひゃっか)とタイトルは変遷した。 == 略歴・概要 == 1969年(昭和44年)10月、『日曜大工110番』として、日本テレビ放送網が放映を開始した。メインパーソナリティは、1968年(昭和43年)に池田書店から『日曜大工修理と実作』を上梓した漫画家の松下紀久雄〔日曜大工修理と実作 、国立国会図書館、2009年12月19日閲覧。〕で、江口ポポほか女性アシスタントが出演した。日本日曜大工クラブが企画し、日本テレビと映画会社の日活が製作〔日曜大工110番 第十八回 秘剣ガラス切り 、立命館大学、2009年12月19日閲覧。〕した16ミリフィルム撮影による情報系の短篇テレビ映画である〔。実際に本棚や椅子等の家庭用家具を解説しながら制作したり、家屋の雨漏りや水回りの修理等を自分でやる方法を伝授する番組であった〔。 当時録音助手であった橋本泰夫は、録音技師太田六敏の紹介で本作の製作開始時に参加し、録音技師として一本立ちした〔。スポニチテレビニュース社(現在のスポニチクリエイツ)在籍時の三崎哲郎がプロデューサーとして製作に参加していた〔宝箱 、三崎哲郎、2009年12月19日閲覧。〕。1970年(昭和45年)、松下は日本日曜大工クラブ監修のもと、日本テレビ出版部から書籍『日曜大工110番』を上梓している〔日曜大工110番 、国立国会図書館、2009年12月19日閲覧。〕。 1971年(昭和46年)に制作が日活から近代放映に引き継がれるが、フィルム撮影は変わらなかった。1972年(昭和47年)、『日曜大工 Do It Yourself』と番組名を変更したが、放映回数はつづけてカウントされ、同一番組とされた〔日曜大工 Do It Yourself 第427回 - 第429回 、立命館大学、2009年12月19日閲覧。〕。オープニングテーマは、初期と後期で2曲あり、初期の曲は女性のソロヴォーカル曲、後期の曲は男性コーラスグループの楽曲で、同年の番組名変更を機に後期の曲に入れ替わった。 1973年(昭和48年)、番組名を『日曜大工 手づくり百科』に変更した〔日曜大工 手づくり百科 第480回 - 第487回 、、立命館大学、2009年12月19日閲覧。〕。 実際に大工制作を行う本篇の終了後に『耳よりコーナー』という情報コーナーがあった。同コーナーのキャッチフレーズは「聴いて役立ち観てお得」。 1976年(昭和51年)1月30日、近代放映が倒産〔歴史 、日本芸能マネージメント事業者協会、2009年12月19日閲覧 / 歴史 (キャッシュ: インターネット・アーカイブ、2008年5月10日付)、日本芸能マネージメント事業者協会、2012年2月5日閲覧。〕、追って番組は終了となった。 現在、シナリオが早稲田大学演劇博物館に所蔵され、ウェブ上では立命館大学ARCシナリオ検索システムで情報・表紙画像等が閲覧可能である〔立命館大学ARCシナリオ検索システム 、立命館大学、2009年12月19日閲覧。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日曜大工110番」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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