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株式会社日本アドシステムズ(にほんアドシステムズ、)は、日本のアニメーション製作およびキャラクターマーチャンダイジングを専門とする広告代理店である。略称、NAS。日本動画協会正会員。 == 概要 == アサツー ディ・ケイ(ADK、旧旭通信社)の完全子会社であり、番組担当プロデューサーも同社従業員である。会社登記は1975年(昭和50年)になされ、旭通信社傘下において、アニメの企画や番組販売の営業のみでなく作品企画を手がける企業として〔小黒祐一郎「この人に話を聞きたい 第七四回 片岡義朗」『アニメージュ』2005年3月号、徳間書店。〕、1982年(昭和57年)より営業している。社名の“AD”には、Animation Developmentの頭文字を掛けている。 NASの活動開始から2000年(平成12年)までプロデューサーを務めた中核メンバーの片岡義朗によれば、かつてはNAS自身が製作において出資することはなく、作品の製作費は旭通信社が番組スポンサーより集めており、片岡自身もNASと旭通信社の2社の名刺を持ちながら2社の立場を区別することはなかったという〔。中盤までは主にフジテレビ系アニメ番組でNASの呼称が使われており、テレビ東京でも旧旭通信社と旧第一企画が合併する1998年(平成10年)まではASATSUのロゴが散見されていた。ABC制作テレビ朝日系日曜朝枠のアニメや日本テレビ系金曜夕方枠のアニメでも、制作クレジットはASATSUだが版権表示にNASの名を持つこともあった。 1990年代後半に日本俳優連合らの活動で声優のギャランティが上昇すると、制作費抑制を図るために従来よりアニメ作品の舞台化で取引関係のあった舞台興行会社ネルケプランニングと音響制作会社神南スタジオの2社との繋がりを持つこととなる(その背景については声優#経済環境を参照のこと)。以降しばらく同社作品においては、同社に所属する舞台俳優を中心としたキャスティングが行われていた。しかし2001年(平成13年)に制作された『テニスの王子様』を機に日俳連系声優とネルケ系声優が共演するようになり、一部作品では別の音響制作会社を起用するケースも起こるなど、以前より関係が緩やかなものなったといえる。 2006年(平成18年)4月1日、長く使用してきた略称ロゴのフォントデザインを一新、新ロゴを使用することとなった。これに伴い、従来はテレビ東京の番組で表示することが多かったNASの名称をUHF・衛星民放局で放送する作品などでも使い、ADKとの差別化が図られる様になりつつある。2007年(平成19年)夏にテレビ朝日で放送された深夜アニメ・『ZOMBIE-LOAN』においてはテレビ東京以外の地上波キー局でもNAS名義で作品を放送している。〔ただし『ケロロ軍曹』シリーズ・『人造昆虫カブトボーグ V×V』など、スタッフロールのテロップと同じフォント(書体)で表記されている作品もある。〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日本アドシステムズ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Nihon Ad Systems 」があります。 スポンサード リンク
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