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日本の地名 : ウィキペディア日本語版
地名[ちめい]


地名(ちめい、英語place name, placename)とは、一般的には、特定の地点や区域に対して付けられる固有の名称である。しかし厳密には、3次元座標を特定し得る地表を有する天体の、人間認識可能な特定箇所に対して付けられる固有の名称である。
== 地名の対象 ==
地表があって詳細な観測の可能な既知の天体では、天体の大きさの違いに関わりなく、学術的注目に適う密度で何らかの地名が付けられている(翻って言えば、注目度が上がらない限り付けられない)。新発見の天体で前述の諸条件が揃うようであれば、ただちにではないにしても、全ての特定地点や特定範囲を座標のみで表すわけにはいかないのが道理であり、自然発生的に、あるいは計画的に、地名が考え出される。地球型惑星地球火星金星水星)〔「火星#地形」「金星#地形」「水星#地形」を参照のこと。〕や衛星エウロパなど)〔「月#月面の地名」「フォボス (衛星)#地形」「エウロパ (衛星)#地形」「イオ (衛星)#地形」「カリスト (衛星)#地形」「タイタン (衛星)#地形」「トリトン (衛星)#物理的性質」等を参照のこと。〕だけでなく、小惑星のような小天体にも地名は付けられている場合があり、20箇所近くの地名が付けられている小惑星イトカワなどは好例であろう〔「イトカワ (小惑星)#地名」を参照のこと。〕。
また、地表が存在せず、ガスを主成分とする木星型惑星の場合、通常的にいう「地名」に当たる固有名称は用いられない。しかしながら、このような天体には数十年・数百年もの長きにわたって固定されたように位置の変わらない特定“地点”がいくつか存在するのであり、このような“地点”に付けられた固有名称を「地名」と呼ぶ捉え方の下では、これらの天体にも地名は付けられている、ということになる。なお、太陽の場合は、その表面に長く存在し続ける特定“地点”は生まれないため、この天体に地名が付けられることは無い。
地名の対象は、0次元。例:山頂)、1次元。例:国境軍事境界線)、2次元。例:流域自然保護区領土)、立体あるいは3次元空間(3次元。例:洞窟坑道水系断層)の形をとる。地球上の地名の場合、陸地山地平地洞窟海岸湿地など)・水域湖沼、湿地、など)・生物による地形などといった自然物と、人工的な構造地形(集落、坑道など)、および、市町村など政治的に決められたものがある。一部の道路公園堤防などの名も地名として機能する。住民の生活に密着した地名のほかに、学術分野で取り上げられるだけでほとんどの住民が知らない地名もある〔椙村大彬 『地理名称の表現序説』 9-11頁。〕。
古く地名という言葉は一国の領土の中にある比較的小さな部分の名と考えられており、国名や海名が地名の一部と考えられるようになったのは20世紀の半ばを過ぎてからである〔椙村大彬 『地理名称の表現序説』 2-7頁。〕。また、長らく地名はもっぱら地球表面にのみ関わるものであったが、上述のとおり、太陽系内の他天体の観測調査が進むにつれ、そこにも様々な地名が与えられた。本項目では地名を地理名称と同義の拡張された意味で解説する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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