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日本プロ麻雀連盟 : ウィキペディア日本語版
日本プロ麻雀連盟[にほんぷろまーじゃんれんめい]
日本プロ麻雀連盟(にほんプロまーじゃんれんめい)は、競技麻雀のプロ団体。現在7つあるプロ団体の中で所属人数がもっとも多い。2013年現在の会長は森山茂和
1981年3月6日設立。小島武夫荒正義二階堂姉妹を始めとして、有名プロが多数在籍している。
麻雀マスターズプロクイーン決定戦を除き、裏ドラ一発なしの競技ルールで行われる〔連盟サイト 競技ルール FAQ参照〕。
段位制度を採用しており(但し昇段規定の詳細は公開されていない)、アマチュアの打ち手に対してもオフィシャルネット対戦サイト「ロン2」を通じて段位・級位の授与を行っている。
== 組織の概要と沿革 ==
事業目的は''「麻雀専門棋士による競技麻雀の開催を通じ、職業棋士の育成、確立、社会的地位の向上を図り、もって健全なる麻雀遊戯の普及、発展に貢献し、わが国の伝統文化、大衆文化の発展向上と国際親善に寄与することを目的とする。」''(日本プロ麻雀連盟公式webサイト、「日本プロ麻雀連盟の事業内容」 より引用)というもの。
初代会長の小島武夫によれば、当時乱立していた小団体を一つにまとめ一致団結し麻雀界を盛り上げるために作られた団体である。また設立直後、小島はマスコミに対して''「麻雀を囲碁・将棋、そのほかスポーツのような地位に押し上げ、麻雀プロ全体が将来的に喰っていけるような世界を作り上げる」''(小島武夫 2010 『ろくでなし』 p.199 より引用)などと宣言していた。
1981年1月31日に日刊スポーツ紙上で設立を発表、3月6日に設立された。設立に当たっては、作家の花登筺の大きな協力があった。花登が後援者という形であったという。小島は辞退したが、金銭的な援助までもちかけられたと言う。
なおこの時期は折しも1980年12月24日に発生し、麻雀関係者の間に確執を生んだ最高位戦八百長疑惑事件の直後であり、大衆メディアがその事件をきっかけに設立されたと報道したりと言った短絡的な誤解が見受けられたが、構想は以前からあったものであり、急遽作られた団体ではない。当時の竹書房『近代麻雀』編集長の岡田和裕は遅くとも1980年6月頃には灘、小島からプロ協会の構想を聞いており、小島は事件の数年前にはすでに設立を考えていたと述懐している。またそもそも近代麻雀側もこの構想には乗り気であった。だが、この事件により当初の予定より立ち上げがいささか早まることとなったようであり、また連盟と竹書房/近代麻雀(および近代麻雀側についた雀士)が決別関係になってしまったと言った影響はみられた。連盟は雑誌『月刊プロ麻雀』で活動したため、『近代麻雀』と『プロ麻雀』の代理戦争だ、(雀士たちはそもそも近代麻雀の支配下になどなく、どのメディアにも出られるのに)麻雀界のクーデターだ、などと言う頓珍漢な報道もみられたと言う。
小島によれば設立後最初の10年は手探りの運営で資金繰りも苦しく、当時小島は自身が出演していた雀卓のテレビCMのギャラを全額連盟の運営費に回したという。もとより数十年かかる事業であるとは覚悟していたが、活動が軌道に乗ったのはようやく2000年頃からであるといい、2010年現在、ゲーム会社との提携やテレビ対局、介護施設などの訪問など活動は多岐にわたり、多くのタイトル戦を主催している。
なお初代会長の小島は1984年に会長職から身を退き最高顧問となっている。その後は、灘が30年に渡って二代目会長を務めていたが、2013年4月1日より三代目となる森山茂和が会長に就任し、灘は名誉会長職となった。小島が2010年に評したところによれば、連盟設立当初より参加し当時副会長だった森山は小島・会長の灘、および他の二人の副会長伊藤優孝、荒などのようにただ麻雀が強いだけの人物ではなく、団体のとりまとめやトラブル解消などに尽力してきた「縁の下の力持ち」であり、連盟がここまで大きくなれたのは彼の手腕によるところが大きいと賞賛している。
また、2013年現在、相談役に畑正憲が名を連ねている。
これまでタイトル戦のネット中継は十段戦、鳳凰位戦、女流桜花、グランプリのみでアルバンスタジオを借りて中継していた。2013年10月からはアルバンスタジオ引越しにより、連盟独自のスタジオ『夏目坂スタジオ』を開設。王位戦やプロクイーンなどのタイトル戦も中継されるようになった。2014年からは、麻雀最強戦の予選と夕刊フジ杯麻雀女王決定戦の東日本リーグ・本選対局も中継され、事実上連盟主導の大会運営となっている。なお、スタジオの住所は非公表となっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「日本プロ麻雀連盟」の詳細全文を読む



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