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日本三景(にほんさんけい)は、日本の3つの名勝地のことである。 == 概要 == 日本三景は以下の3つの名勝地を指す(記載順は全国地方公共団体コードの順番による)。全て海(沿岸)にある風景となっており、各々古くから詩歌に詠まれ、絵画に描かれていた。 *松島 - 宮城県宮城郡松島町を中心とした多島海() *天橋立 - 京都府宮津市にある砂嘴() *宮島(厳島) - 広島県廿日市市にある厳島神社を中心とした島() 江戸時代前期の儒学者・林春斎が、寛永20年8月13日(グレゴリオ暦1643年9月25日)に執筆した著書『日本国事跡考』の陸奥国のくだりにおいて、「松島、此島之外有小島若干、殆如盆池月波之景、境致之佳、與丹後天橋立・安藝嚴嶋爲三處奇觀〔京都大学附属図書館所蔵の『日本国事跡考』に記された返り点等に基く訓読: 〕」(句読点等は筆者付記)と書き記した〔日本国事跡考(47頁/80頁) (京都大学附属図書館所蔵)〕。これを端緒に「日本三景」という括りが始まったとされる。 その後、元禄2年閏1月28日(グレゴリオ暦1689年3月19日)に天橋立を訪れた儒学者・貝原益軒が、その著書『己巳紀行』(きしきこう)の中の丹波丹後若狭紀行において、天橋立を「日本の三景の一とするも宜也」と記している〔(弘前大学 1994年2月28日)〕。これが「日本三景」という言葉の文献上の初出とされ、益軒が訪れる以前から「日本三景」が一般に知られた括りであったと推定されている〔宮津天橋立観光案内「歴史と文化」 (天橋立観光協会)〕。 日本三景を雪月花にあてる場合、「雪」は天橋立〔実際にの指標では、日本三景の中で天橋立が最も雪が多い。〕、「月」は松島、「花」は紅葉を花に見立てて宮島をあてている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日本三景」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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