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イザヤ・ベンダサン イザヤ・ベンダサン (Isaiah Ben-Dasan、公称1918年生まれ〔『日本教について』文藝春秋(文春文庫)、1975年のカバー折り返しより(1975年11月30日発行の第2刷を参照した)。〕) は、山本七平の筆名。『日本人とユダヤ人』の著者として一躍有名になり、その後しばらくの間は、ベンダサン名義の書籍も続けて多数発行された。 神戸市中央区山本通で生まれたユダヤ人という設定。同書が大宅壮一ノンフィクション賞を受賞し単行本・文庫本の合計で300万部を超える大ベストセラーになったため、その正体をめぐってメディアで話題になった。 == 正体 == 現在では、ベンダサンの正体は、『日本人とユダヤ人』の出版元であった山本書店の店主でベンダサン名義の作品の日本語訳者と称してきた山本七平であることは間違いがないとされる。山本と親しい渡部昇一との雑誌対談で山本自身が渡部の質問に答えそれを認めている〔『山本七平ライブラリー14 日本教徒』(ISBN 4163647406) 渡辺昇一の解説〕。筆名の由来は「いざや、便出さん」ではないかという推測が根強いが〔遠藤周作『ぐうたら人間学』講談社、1976年 ISBN 4061126245, ISBN 4061313320 〕、実際のところは定かではない。 山本七平『日本資本主義の精神』(1979年、光文社)に掲載されている牛尾治朗の推薦文の中に、「いつだったか、週刊誌などで、イザヤ・ベンダサンは山本さんのペンネームにちがいない、と騒がれたことがあったが、山本さんに聞くと、あれはヘブライ語で、‘地に潜みし者で、誰もさがしだせない者’という意味です、と例のおだやかな微笑みを浮かべられた。」という文が見られる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イザヤ・ベンダサン」の詳細全文を読む
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